2018.05.11

ISU-WORKSの新作、SOLAチェアに座ってみた! 【No.2280】

北海道の木工家・高橋三太郎さんと津別町にある山上木工さんがタッグを組んで展開しているISU-WORKSブランド。無垢材を使って丁寧に組み立てられた椅子は美しくかつ座り心地が良い椅子です。木の特性や弱点などを知り尽くしたベテラン木工家とNCマシーンを駆使した木の加工技術に長けている木工所がタッグを組んでいるので、木の魅力を存分に味わうことができる椅子が数多くラインナップされています。そんなISU-WORKSブランドの新作椅子が完成しました。昨年秋の展示会でお披露目となった新作ですが、若干仕様を変更するとのことで完成まで少し時間が掛かっていました。

新作が相模湖工房に届いたので早速写真撮影と試し座りをしてみました。

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こちらが新作のSOLAチェアです。エレガントなフォルムですね。この椅子を吉祥寺ショップに見本として展示するわけです。材はウォールナット材です。ファブリックはMI-3というベージュ系のファブリックを選択しています。ウォールナット材との組み合わせを良さそうです。あまり主張しない色なので、どんな樹種と合わせても平気そうです。

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横から見るとこんなフォルムをしています。直線と曲線の間みたいな線で構成されていますね。木の椅子というと曲線を活かしたフォルムであることが多いですが、このSOLAチェアは直線でもなく曲線でもない柔らかい線ですね。

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SOLAチェアは背にもファブリックが張られています。その背が宙に浮いているようなデザインになっています。肘掛けがそのまま後ろまで伸びていてその内側と背が金具を使用して固定されています。肘掛けの裏側には金具が埋め込まれています。下から覗かないと見えないので見た目を損なっていない点もグッドです。

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全体を見ていると目を引くのが肘掛けの形状ですね。パッと見は直線ですが、よく見るとわずかに凹んでいるのが分かります。ここを直線にしても良さそうですが、簡単にそうしないあたりにデザイナーのこだわりを感じます。デザインを担当した高橋三太郎さんに会うことがあったらそのあたりのことを聞いてみようと思います。

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座ってみました。良いです。何が良いって腰の支え方がいいです。あくまでも個人的な感想ですが、背が少し腰を押してくるような感覚がありました。椅子の座面や背って健気にあなたの身体にフィットするように受け身で支えてくれるじゃないですか。でもSOLAチェアの背はなんかグッと押してくるような感じなんですよね。背が凸状になっているのかなと思って見ても凸になっているわけでなく凹になっているわけですよ。というわけでなんでか分からないけど、私には背がポジティブに押してくれているような感覚を味わったんです。

でもって、背は主張してきますが、座面は何も主張してきません。硬すぎず柔らかすぎず、何事もないようにお尻を支えてくれます。色々な椅子に腰掛けるようになって、初めのうちは座り心地はお尻で感じていたんですが、最近は背の重要性を痛感しています。椅子の座り心地の良い、悪いは背の出来、不出来に掛かっているのではないかと考えています。背がちょうどいい腰の位置を支えてくれるととても心地よく感じるものです。

椅子のモデルとして座るとキリッとした姿勢をとってしまいがちですが、実際はそんなキリッとした姿勢で座ることって少ないと思うんですね。

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実際はこんな姿勢で座っている時間も結構あると思うのですよ。で、こんな感じに座ってもとても心地良かったですよ。

というわけでISU-WORKSの新作SOLAチェアを紹介しました。来週から吉祥寺ショップで展示を開始する予定になっています。価格等、詳しいことはまたブログに書くことにします。座ってみたいと思った方はぜひ来週以降に吉祥寺ショップへお越しくださいね。

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