2023.05.15

脚が取り外せるテーブル

ソリウッドで製作するテーブルは、基本的に脚が取り外せるように設計しています。

脚が取り外せるのはなぜか？

一番大きい理由は、搬入時の問題です。

テーブルを組み立てたまま、ズドンと搬入できる場所はほとんどありません。

なので、テーブルの脚は取り外せることが大前提になります。

 

こだわっているのは、その取り付け方法です。

よく見かけるのは、幕板が組んであってそれに脚をつけるタイプ。あとは丸棒系の脚はねじ込み式が多いですね。

ですが、少し強度的に不安な面があります。

なので、ソリウッドではプレート式にこだわっています。

こんな感じでテーブル天板裏に取り付けいます。プレートをかませることで、テーブルとの設置面積を大きくすることができます。設置面積を大きくするばそれだけ、揺れ等に対する強度が上がります。太い脚であれば直接つけても問題ないかもしれません。が、細い脚はプレート使った方が揺れに対する強度は確実に上がります。

テーブル天板裏には鬼目ナットいうナットが埋め込まれています。ビスで固定してしまうと、つけたり外したりする過程でビス穴が広がって緩んできてしまいます。そうしたことをなくすためにボルトとナットを使っています。

テーブル脚と天板をビス(ネジ)を使って固定するテーブルもありますが、何度も付けたり外したりするのであればボルト固定の方が安心です。

 

ソリウッドで製作している脚でプレートを使わない脚もあります。八の字型の脚です。こちらはプレートを使わずにボルトで直接脚を固定しています。八の字型の脚の場合は設置面積も少なくなく、ボルトもたくさん使えるので強度が保てると判断しています。

プレート式の良いところはもう一つあります。脚の形を気軽に変えられるという点です。納品時には8cn角脚にしたけど、斜めテーパー脚に変えたくなったという場合でも新たに脚を作って簡単に交換することができます。(今までにそういうお客様はほとんどいませんが…)

ローテーブルとして使っていたのを普通の高さのダイニングテーブルにしたいというご要望はちらほらあります。その場合も長い脚を作って簡単にプレートごと交換できます。高い、低いの2セット持っていれば、いつでも付け替えることが可能です。

というわけで今日はテーブルと脚の取り付け方について書いてみました。

 

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