2023.05.14

オイル仕上げと出張メンテナンス

ソリウッドで製作する家具の多くはオイル仕上げです。ここ数年、ウレタン塗装のダイニングテーブルは製作していません。多くのお客様がオイル仕上げを希望されます。

ソリウッドもオイル仕上げをオススメしています。

その理由は、質感。

オイル仕上げの木材は見た目と触り心地がともにナチュラルです。見た目に関しては、変なテカテカ感がなく自然に見えます。触り心地も不自然なツルツル感ではなく、自然なスベスベ感が味わえます。(触り心地は樹種によって結構違います。スペスペ感がない樹種もありますが、心地よい手触り感には違いないと思います。)

正直言うと、性能的にはウレタン塗装の方が優れています。汚れやシミを気にせずに使うことができます。オイル仕上げは、メンテナンスをしないで使い続けると汚れやシミが目立ってきてしまいます。

ですが、しっかりとメンテナンスをしていれば、綺麗に使い続けることが可能です。オイル仕上げのメンテナンスはご自分で行うことが出来ます。

逆に、ウレタン塗装のメンテナンスをご自分で行うことが不可能です。メンテナンスフリーで使うことが可能ですが、10~20年経つとどうしても塗装膜が劣化して剥がれてきてしまいます。一旦剥がれてしまうと、再度塗り直しをしないとダメです。塗り直しをすれば、新品同様に綺麗になります。ですが、一旦引き取って、塗装膜を綺麗に剥がしてから再塗装になるので、時間とお金が掛かります。

こうしたメリット・デメリットを総合的に判断して、ソリウッドはオイル仕上げを勧めています。

また、オイル仕上げとウレタン塗装の中間に位置するような塗装方法もあります。

では、そのオイルってなに?と言う話に移ります。

塗っているオイルは家具仕上げ用に開発された専用オイルになります。

ソリウッド使用しているのは、ドイツリボス社のアルドボスというクリアのオイルです。リボス社は

「健康に害のある成分は、天然物でも使用しない」というコンセプトを貫き、
アレルギーに対応した塗料の開発に成功しました。
リボスは”自然塗料”をアレルギーに対応した”自然健康塗料”へと進化・向上させたのです。

というくらい健康にこだわった自然塗料を開発している会社です。

主成分は亜麻仁という植物から採れた植物油です。

オイルは木の導管に入って固まります。塗装膜をつくない仕上げ方法になります。なので、手触りが自然な感じになります。

 

「オイル仕上げのダイニングテーブルの見た目はとても好き、だけど自分でうまくメンテナンスができずに傷やシミだらけになってしまう気がして怖い」

と思っている方も多いと思います。

特に小さいお子様がいるご家庭は、心配だと思います。

ですが、私の経験では「そんなに気を使って使ってないけど、大丈夫だったな」という感じです。

確かに傷はついてます。シミや汚れは目立ったものはありません。メンテナンスはしましたが、年に1回、上にオイルを塗って拭くだけです。(正直に言うと年1回もやってないです。) 5年間で4回くらいかな…

オイル仕上げのテーブルをメンテナンスを少なく使うコツは水拭きをしないです。水拭きをしなければオイルが抜けにくくなるので、それだけメンテナンスをする回数も増やさないといけません。食事のたびにテーブル全体を水拭きしないと気がすまない方には向いていないです。

もちろん食べ物や飲み物をこぼした際には水拭きもしますが、その程度にして、普段はから拭きですませておけば大丈夫です。

 

 

そうは言ってもやはり不安…という方は出張オイルメンテナンス(有料)をご利用ください。普段は気にせず使って頂き、汚れやシミが我慢できなくなった時に出張オイルメンテナンスを利用するというのもありです。(我々が2時間ほどで行ける範囲に限らせてもらいますが…)

 

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