2017.09.14

今度の日曜日はオイルメンテナンス講座!【No.2041】

今度の日曜日に、オイル仕上げのテーブルのメンテナンス講座が開催します。無垢材テーブルを注文しようと思っている方、すでにオイル仕上げのテーブルを使っている方にとってもオイルメンテナンスは不安要素の1つだと思います。「オイル仕上げのテーブルは汚くなってしまうのでは?」「メンテナンスが難しそう」と不安な方もいらっしゃると思います。オイル仕上げとは、植物性のオイルをメインに自然素材を調合した家具用オイルをヤスリで磨いた木部の表面に浸透させ、保護する仕上げ方法です。ウレタン塗装のように塗膜を張ってしっかりと保護するわけではないので、ウレタン塗装のものに比べると汚れや染み、細かい傷はついてしまいます。細かい桔については、ウレタン塗装のテーブルでも同じですが、オイル仕上げであればご自宅である程度の補修やリフレッシュをさせることが出来ます。これは、オイル仕上げのメリットの1つでもあると思います。オイルメンテナンスは1〜2年に1回ぐらいでも非常に効果があります。講座ではそのメンテナンス方法を実践します。いつもは小さめの丸テーブルを素材として、メンテナンスの実践をしていますが、今度の講座ではちょうどお客様宅で代替品としてしばらく使って頂いたテーブルが戻ってきていますので、そちらのテーブル天板をリフレッシュさせるところを実際にご覧頂く予定です。

以下、オイル仕上げのメンテナンス方法を簡単にご説明します。

1.テーブルの表面のほこりを払う

まずはテーブルの表面にあるゴミや埃をはらいます。紙ヤスリをかける際にゴミなどを巻き込んでしまうと傷ができる原因にもなってしまうので、目と手で触って大きなゴミがないかをチェックします。

2.#320の紙やすりを全体的にかける

紙やすりを全体にかけていきます。ここで注意するポイントが2つあります。それは紙ヤスリの番手とやすりをかける方向です。紙ヤスリは目の粗さで番号が付けられています。数値が小さいほど目が粗く、ヤスリをかけたさいにより多く削れます。家具のメンテナンスであれば320番がちょうど良いです。また、ヤスリをかける際は木目の方向にそってヤスリをかけるようにします。木目に交わる方向でかけてしまうと傷が残ることがあります。

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メープル材のテーブル天板を320番の紙ヤスリで削った後です。細かい木屑がでますが肌触りはスベスベになっています。

3.オイルを全体に塗る

紙ヤスリをかけ終えたら、オイルを塗っていきます。綿100%でパイル地などではない布にオイルをたらし、擦り込むように塗っていきます。オイルを塗ると表面の色が変わるのでテーブル天板の表面がすべて色が変わったらOKです。

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4.余分なオイルを拭き取る

全体にオイルを塗り終わったら、オイルが染みついていない布で浸透しきれなかったオイルを拭き取ります。少し力を入れる感じで乾拭きをするイメージで拭き取ります。これの作業はとても重要で、これをしないとムラが出てしまったり、乾きが悪くなるといった不具合がでてきます。

賢木@吉祥寺

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