2017.05.18

実録 オイル仕上げのテーブルを自宅でメンテナンスしてみました その2【No.1922】

今日のブログは昨日のブログの続きになります。前回のものはこちらからどうぞ。

実録 オイル仕上げのテーブルを自宅でメンテナンスしてみました

7年ほど私自身が自宅で使用しているダイニングテーブルのメンテナンスをした際の記録とメンテナンス方法の解説になります。昨日のブログでは#320の紙やすりをかけて素地を整えるところまででした。

3. オイルを全体に塗る

紙やすりをかけ終えたら、表面に残っている木屑を綿100%の布もしくはウエスで拭き取ります。その後、素手でテーブル表面をなでて、ザラついているところがないかを確認します。肌触りが気になる部分はもう一度#320の紙やすりをかけておきます。

その後、オイルを塗っていきます。オイルを塗る道具はいくつかありますが、ご家庭でのメンテナンスには、綿100%の布を使うのが入手も楽ですし、簡単に出来ます。車やバイクなどのメンテナンスをする際に使うウエスがあれば一番ですが、古くなったTシャツを適当な大きさにカットしたもので十分です。布にオイルを垂らし、テーブル表面にムラがないように塗っていきます。オイルを塗った部分は色が濃く変化します。この色の変化を目安にテーブル全体の色が変わっているか確認しながら塗っていきます。

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今回1人で作業したため、オイルを塗る瞬間の写真が撮れませんでした。上の写真は今回のメンテナンスとは違う写真になりますが、オイルを塗ったところと塗ってないところの色の違いなどを把握頂ければと思います。オイルを塗る際に、オイルが手についてしまうと少しベタつきが残りますので、気になる方は市販のゴムテーブルを使ってください。私は街のドラッグストアで購入した使い捨てタイプのものを使っています。ゴム手袋はフィット感のあるタイプのほうが作業がしやすいです。

4. 余分なオイルを拭き取る

全体にオイルが塗り終わったら、オイルが染みついていない布で浸透しきれなかったオイルを拭き取ります。少し力をいれる感じで空拭きをするイメージで大丈夫です。この作業は実は重要で、余分なオイルを拭き取らないとムラが出てしまったり、乾きが悪くなってしまうのでオイルを塗った直後に、必ず行ってください。

5. 乾かす

余分なオイルを拭き取ったらメンテナンス作業は終わりになります。あとは触らず、何も置かずの状態で半日程度そのままにしてください。表面を触ってオイル感がなくなればご使用頂けます。オイルを塗った後は、少しオイルの匂いが残ります。お部屋の換気扇を回したり、窓をあけて換気をなるべく行ってください。オイル自体には、シンナーなど鼻にツンとくる刺激臭がする成分は入ってませんので、人体への影響はありませんのでその点は安心してお使い頂けます。

※注意事項

オイルを塗った後、オイルが染みこんだ布をそのまま放置していると、空気と反応して熱をもつことがあります。場合によっては煙りがでて火事になることもありますので、オイルが染み付いた布は放置せず、水でじゃぶじゃぶに濡らし、生ゴミで捨ててください。オイルがついてしまった紙やすりやゴム手袋も同様にして捨ててください。

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さて、気になるメンテナンス後のテーブルですが、こんな感じになりました。

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メンテナンスをする前には、輪染みが目立っていたエリアです。ご覧の通り輪染みは消すことが出来ました。その他、油染みなども消すことが出来ました。見た目的には艶感が全然違う印象です。

今回はW1350のダイニングテーブルをメンテナンスしましたが、作業時間は30分程度でした。オイルと紙やすりと布があれば、難しい作業ではないと思います。私も7年放置していたように、いざやるまでは時間がかかるかもしれませんが、メンテナンスをすればテーブルの見た目は全く違うものになります。まさにリフレッシュした感じがあり、気持ち的にも新品のテーブルを手に入れたような気持ちになりました。ぜひ、皆様もご自宅でメンテナンスをしてみてください。

ソリウッドでは、2ヶ月に1度、オイル仕上げのテーブルのメンテナンス講座を吉祥寺ショップで開催しています。無料でご参加頂けますので、一度実践しているところを見てみたいという方はぜひご参加ください。詳細はウェブサイトおよび吉祥寺ショップでご確認ください。

賢木@吉祥寺

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