2017.03.15

テーブルと椅子のサイズの関係性【No.1858】

ダイニングテーブルを検討する際には一緒に使う椅子との関係性も大事になります。まずは、検討しているダイニングテーブルに椅子がしっかり納まるのかを確認する必要があります。確認する事項は主に、脚と脚の間に椅子が納まるかと肘掛けのある椅子が天板の下に納まるかの2点です。

脚と脚の間に椅子が納まるかを確認する

長辺の片側に2つずつ椅子を並べて4人掛けのテーブルの場合、W1350もしくは1500というサイズが候補に挙ってくると思います。食事をするテーブルの場合、1人あたりに必要なスペースは60×40cmといわれています。それを考えるとW1350でも十分な広さに感じますが、肘掛けのあるゆったりめの椅子を検討されている場合はしっかりと脚と脚の距離も確認しておかないとあとで椅子が2脚納まらないといったことになりかねません。

ソリウッドで製作するダイニングテーブルでは、脚の外側が天板より最低15mmはいったところにくるようにデザインしています。最もオーソドックスなデザインの80mm角脚の場合、両端の15mmずつと脚の太さの80mm×2の160mmを足した190mmを天板の長さから引いた数値が脚と脚の間の距離になります。W1350のテーブルだと1160mmが脚と脚の間の距離になります。単純に二等分すると580mmの幅の椅子が置ける計算になりますが、これだとテーブルの脚と椅子の端が接していることになってしまいます。これだと椅子を引くにも大変ですし、隣との距離もない状態なので、非常に窮屈に感じてしまい現実的ではありません。少なくともそれぞれ50mm以上はあけて置けるようにしたほうがよいです。

ソリウッドでは3つの国内生産ブランドの椅子を扱っていますが、その幅は椅子それぞれで違います。例えば、コンパクトなサイズかつ途中までですが肘掛けがついているMAGチェア(ISU-WORKS)は最大幅が462mmになります。このサイズですと、先ほどのW1350のテーブルに2脚納めても少し余裕がある感じに出来ます。

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上の写真はW1350のテーブルにMAGチェアと同じ幅のTAGチェアを2脚並べて納めた事例になります。見た目的にも無理のない納まりになっているのがわかって頂けると思います。

肘掛けのないタイプでもよければ、宮崎椅子製作所のPocketチェアもW1350のテーブルにはオススメです。コンパクトで見た目も可愛らしい椅子ですが、見た目以上にしっかりと座れて、座り心地も安定感があります。その理由は、幅のある背もたれにあると考えています。背もたれの幅はあると、長時間座っていても背中があまり痛くなりません。W400mmなので、W1350のテーブルでも余裕をもってゆったりと使えます。

ゆったりめで肘掛けのある椅子を2脚並べたい場合、W1500以上のテーブルが良いと考えています。W1500になると80mm角の脚でも脚と脚の距離が1310mmになります。

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こちらはW1500のテーブルに肘掛けのあるRINチェアを納めた納品事例になります。RINチェアは北海道津別町にある山上木工が製作する椅子ブランドであるISU-WORKSのラインナップにある肘掛けがあるタイプの椅子です。W525mmとゆったりと座れるサイズになっていますが、W1500のテーブルであればしっかりと納めることが可能です。

少し余談になりますが、椅子ではなくベンチを置きたいという方もいらっしゃると思います。その場合も脚と脚の間に納まったほうがスペース的にもよいと思います。ベンチの場合は、テーブルの長さから300mm短いサイズを提案することが多いです。W1500のテーブルですと、ベンチはW1200といった具合です。このサイズですと、ソリウッドの定番の脚であれば脚と脚の間に納まります。

続く

賢木@吉祥寺

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