2017.03.14

ウォールナット材の椅子にはこんなファブリックが選ばれています。【No.1857】

工房に新しい電動工具がやってきました。まだまだどう使うか模索中ですが、きっと強力な武器になってくれるはずです。やりながらどういう治具を作る必要があるかを考えて段々とモノにしていくしかないんですね。そのうちこのブログでも紹介する日がやってくるかもしれません。でもこの電動工具を使う上では小型の集塵機がマストなんですね。同じメーカーのものがベストなはずですが、ちょっとお高いので違うメーカーのものでホース径が近いものを選んでみました。集塵機の方はまだ届いていないのでどうなるかちょっと楽しみです。上手く接続できると良いのですが…

今日は樹種とファブリックの関係についてです。椅子選びで悩むポイントの1つが座面に張るファブリックです。各メーカーともに数種類の布や革を用意してあります。1つの種類の革や布で色が複数色用意されているのが普通です。今日のブログでは樹種別にどんなファブリックが選ばれているかを紹介していきます。

まずはウォールナット材。ウォールナット材は濃い焦げ茶色をしています。濃い色なのでファブリックも同系色の濃い色を選択される方が多いです。

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こちらは宮崎椅子製作所のribチェアです。ウォールナット材と同じような色をしたファブリックを選択してあります。単に茶色の生地を選ぶよりかこの生地のように違う色が混じっている方が優しい印象になる気がします。

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拡大するとこんな感じの生地です。2色の糸が織られています。これはHOLLY 1 PLAIN−04という布生地です。このシリーズは4色展開で他にグレーやブルーが用意されています。とても人気があるファブリックでソリウッドで注文を受けた宮崎椅子製作所の椅子ではかなりの割合になっているはずです。感覚的には15%くらいでしょうか…写真では分かりにくいかもしれませんが発色が綺麗で鮮やかでありながら全体的なトーンは落ち着いている感じが人気の秘訣だと思います。ウォールナット材に茶系の組みあわせは外れがない鉄板の組みあわせです。

ウォールナット材に合わせる生地で人気があるのは黒系。特に黒のレザーはとても大人な雰囲気になります。
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グッと引き締まった印象です。こちらはHakuチェアです。黒の革が張られています。なんとなくバーのような雰囲気ですかね。ダンニングをちょっと暗めで大人な雰囲気にしたい場合は黒いファブリックをおすすめします。

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ウォールナット材のAwaza LDチェアに黒い革を合わせた写真を載せてみました。やはり大人な印象ですね。Awaza LDチェアと黒い革だと書斎のイメージが強くなりますね。本棚に囲まれたデスクに使用すると良い雰囲気になりそうです。もちろんダイニングに使用してもらっても問題ありません。

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ISU-WORKSの椅子ではNC128というチャコールグレーの布生地を選択される方が多いです。ウールが入っているので革に比べると温かみがある印象です。黒い革だとハードボイルドになりすぎだなと感じる方は黒っぽい布生地を選択すると良いでしょう。

個人的におすすめなのは紺との組みあわせです。

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ウォールナット材と青系の組みあわせは爽やかな印象になります。明るすぎず暗すぎずでちょうど良い感じといったところですね。黒だとちょっと冷たく感じてしまう方には青系をおすすめします。青系だと冷たい感じはあまり出ませんね。

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こんな組みあわせもできます。ISU-WORKSのLOGチェアとカラシ色の布生地の組みあわせ。茶色や黒を組み合わせた椅子とは全然雰囲気が違ってきます。ダイニングに並べるならこのぐらい明るい印象の生地を選ぶのもありではないでしょうか。

とまあこんな感じでウォールナット材とファブリックの関係をみてみました。他の樹種も紹介するつもりでしたが、長くなってしまったので他の樹種はまた別の日に紹介することにします。椅子の張り生地は選択できるものが各メーカーによって違います。吉祥寺ショールームには各メーカーの生地見本を用意してありますのでそちらをみてご検討ください。また納品事例の写真もいくらか用意してあるので実際に張られた際の印象などを写真で確かめることもできます。

瑞木@相模湖

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