2017.03.13

ウォールナット材耳つきはぎテーブル用の板の組みあわせを決めました。【No.1856】

やってみないと分からないことってたくさんありますよね。もしかしたら世の中の全てのことがそうかもしれませんが……最近引っ越しをしましてなにかと慣れないことばかりで生活のリズムが乱れがちであります。大きく変わったのは通勤。これまでは電車と車を利用して通勤していましたが、引っ越してからは自転車通勤になりました。坂道が多い場所ですので、電動アシスト自転車を使っています。タイヤが20インチの小径車の電動アシスト自転車です。小径車の方が上り坂が楽と聞いたので小径車にしたのですが……思っていたほど楽じゃなかったです。それなりに脚を使うので、脚がパンパンになりました。日頃の運動不足がモロにでました。以上が私が最近感じた「やってみないと分からないこと」でした。

今日は先日仕入れたウォールナット材の木取り案を考えました。どの板も幅が400~500mmなので、テーブル天板にするなら2枚はぎにしないといけません。はぎテーブルの場合はどの板と板を組み合わせるかで表面の表情が変わります。今回仕入れた板は様々な丸太から製材された板です。同じ丸太から製材された板がないので必然的に決まってしまう組み合わせがありません。ブックマッチ天板を製作する場合は同じ丸太のとなりあった板を使わなければいけません。そうした縛りがあるので、ブックマッチ天板は製作数が限られてしまいます。同じ丸太から製材された板を”共木(ともぎ)と呼んでいます。共木であれば、色や木目の様子がだいたい同じようになります。耳つきはぎテーブルに共木の板を使うと統一感のある天板に仕上げることもできます。でも、共木の板が仕入れられる機会は限られています。今回のように共木でない板しか仕入れられない場合も多くあります。

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仕入れたウォールナットの板をズラリと並べてみました。この中で大きさやカタチ、木味や色をみながらペアにする組みあわせを考えていきます。組みあわせが決まったらどう木取りをするかを決めます。今回はなんとなくこれとこれが近いかなというのが分かりやすくそれほど迷わなかったです。節がある板が2枚あったり、同じような長さでしか使えない板が2枚あったりと…

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2枚はぎテーブルの場合はどちらかの耳をカットする必要があります。どっちの耳を活かすかを決めるのも結構重要な決断です。これといった決まりはないので判断する人のフィーリングによって決まります。なるべく直線に近いラインの耳を残すようにしています。あとは耳の状態を見て、破損が少ない方を選択しますね。

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写真を撮って耳つきテーブル天板になった時を想定した合成写真を作成しました。こちらはW93テーブルです。原木の長さが1900mmほどしかなかったので木口からの割れをカットするとW1650mm程度になります。幅は800mm程度です。幅は少し狭めですが、800mm程度あればダイニングテーブルとして使用するには問題ありません。小さな節がいくつかあります。節の部分には合成樹脂を流し込んで埋める処置をします。そうすれば穴はふさがって、ゴミが詰まったりすることはなくなります。

ウォールナット材は北米産の木材でブラックウォールナットとも呼ばれています。日本でとれるクルミ材は色がこんなに濃くありません。クルミの中でも北米産のブラックウォールナットだけがこんなに濃い色をしています。他の樹種でこのような色をしているものが少ないので人気がでるのも良く分かります。日本にもたくさん輸入されている材なので、椅子やベンチもウォールナット材のものを選択することが可能です。ソリウッドで取り扱っている椅子メーカー3社、何れもウォールナット材の扱いがあります。ソリウッドオリジナルベンチももちろんウォールナット材で製作が可能になっています。

この他の組みあわせはW1800mm以上取れます。幅は800~850mm程度になります。ウォールナット材の耳つき2枚はぎテーブルを検討している方はぜひお問い合わせ下さい。希望のサイズがありましたらそのサイズで製作可能な板を提案して見積を作成致します。

瑞木@相模湖

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