2017.02.13

春らしい明るめストレートカットテーブルならナラ材がおすすめ。【No.1828】

今日は午後に外で作業をしていたのですが、陽が当たっている場所はとても暖かかったです。気温はそれほど上がっていないように感じましたが、やはり陽に温かみを感じるようになりました。春はすぐそこですね。相模湖工房付近の山はスギがたくさんあります。段々と茶色っぽく見えるようになってきています。花粉が溜まってきているようです。また花粉症の人にとっては苦しい時期が来ます。私も花粉症で結構ひどい症状になるのですが… でも暖かくなるのは嬉しいです。

一昨日のブログで春らしい明るめの耳つきテーブル天板を紹介しました。今日のブログではストレートカットテーブルで春らしい明るめの色をしたテーブルを紹介します。

ソリウッドのストレートカットテーブルは定番6樹種から選択できます。ウォールナット材、チェリー材、メープル材、ナラ材、タモ材、クルミ材です。ウォールナット材とチェリー材は濃いめの色、クルミ材は中間、ナラ材とタモ材は明るめ、メープル材が1番明るい色をしています。春らしい明るめの無垢材としてオススメなのはナラ材ですね。

170213_1.jpg
以前に製作したナラ材の丸テーブルです。ナラ材はこんな感じの色と木目をしています。全体としては落ち着いた雰囲気をしていますが、じっくり見ると荒々しい感じもします。ナラ材はミズナラという樹種です。昔から日本で使われている広葉樹材です。家具にもたくさん使われてきました。しかし、現在では国産のナラ材はとても貴重な存在になってしまいました。今はロシアや中国から輸入されているナラ材が多くを占めています。最近では東欧諸国からナラ材が輸入されるようにもなっています。

また北米産のホワイトオーク材もナラ材の代用によく使用されています。ホワイトオーク材はミズナラ材と比べると少し粗粗しい感じがします。色も少し違います。一概に言えませんがホワイトオーク材の方が少しグレーが掛かっている感じがします。

ナラ材は板目と柾目でその表情がおおきく違います。柾目は板目よりも落ち着いた木目ですが、ナラ材の場合は虎斑という模様がでます。これはナラ材特有の模様で放射組織という組織です。放射組織は少しギラギラしたグレーっぽい色をしています。柾目に製材するとこの放射組織が目立つようになります。板によってはかなり大胆な虎斑が出ることもあります。虎斑があまりに多いとちょっとしつこい感じもします。まあ、これは好みの問題でもありますが…

ナラ材は見た目の感じよりも重さもあって、硬さもあります。家具用木材としてとても適性があります。ただ、乾燥が難しいのがたまにキズです。板目に製材したナラ材は割れが入ることが多いんです。この割合が他の樹種に比べて高いです。そのため、太い丸太でも板目に製材されることは少ないです。材木屋さんは割れるリスクをさけるために柾目に製材することが多いんです。なので、幅の広い板目のナラ材を手にすることは結構大変です。それでもリスクを承知で製材してくれる材木屋さんがいることはとても有難いです。

ナラ材ならテーブルと椅子の樹種を揃えることも可能です。ソリウッドで取り扱っている椅子メーカーの商品はどれもナラ材を選択することが可能です。選択肢が多いのは嬉しいですよね。

170213_2.jpg
ISU-WORKSブランドのナラ材MAGチェアです。ISU-WORKSの椅子は板座も選択することができます。ナラ材でテーブルと椅子を揃えるとダンニング空間は明るい印象になると思います。明るさを保ちながらも落ち着いた雰囲気もだせるのがナラ材の魅力です。あまり白っぽいと少し落ち着かない印象もありますよね。その点ナラ材なら白すぎることはないのでちょうどよいかなと思っています。皆さんはどう感じますかね?

瑞木@相模湖

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest