2016.10.08

無垢材ストレートカットテーブルで人気があるのは、チェリー材とクルミ材。【No.1700】

明日9日の日曜日は【無垢材テーブル選び方講座】の開催日です。14:00からソリウッドの吉祥寺ショールームにて開催します。当日の飛び入り参加も可能になっています。吉祥寺散歩のついでにお越し頂いても構いません。【無垢材テーブル選び方講座】は、テーブルを検討中のお客様を対象にどんな風にテーブルを選べば良いかのアドバイスをしている無料講座になります。無垢材テーブルを検討していると、いろいろと選ぶ事があって何だか分からないといったケースもあると思います。この講座はそうした方を対象にしています。樹種・サイズ・仕上げの3つのポイントで解説します。また、オイル仕上げのテーブルメンテナンスの実演を少し致します。オイル仕上げはメンテナンスが必要ということで躊躇している方も多いと思います。でもメンテナンス作業自体はそれほど難しいものではありません。あらかじめメンテナンス作業がどんなものなのか知って頂いた方が安心して購入して頂けると考えています。お時間がある方はぜひ参加してみて下さい。

今日は無垢材テーブルに使われる樹種について書きます。木はとてもたくさんの種類があります。世界中に生えている木は2万種を超えると言われています。でも、木材として使用されている樹種はそれほど多くありません。200種類ぐらいとされています。200種類でも多いと思われるかもしれませんが、実際に多く使用されている樹種はもっと少ないです。その中で無垢材テーブルとして頻繁に使用されているのは20~30種類ぐらいではないかと思います。

ソリウッドのストレートカットテーブルで定番樹種に設定しているのは6種類です。ウォールナット材・チェリー材・メープル材・タモ材・ナラ材・クルミ材です。これらの樹種は安定的に供給されているため、いつでも手に入れることができるので定番樹種に設定しています。家具を製作するサイドから見ると、いつでも手に入るということはとても重要です。そういう視点だと安定的に仕入れられる樹種はかなり限られてきます。

ウォールナット材・チェリー材・メープル材は北米産の木材です。現在もっとも安定して木材を供給しているのは北米です。アメリカ、カナダの両国は広葉樹林業が盛んで事業としてとても安定しています。持続可能な森林経営という考え方が普及していて長い期間安定して木材を供給できる仕組みが確立されています。そのため、世界中で北米産木材の需要が増えています。日本でも北米産木材は安心して使用できる木材として人気があります。最近ではホワイトオーク材の需要がとても増えています。今までは国内産のナラ材やロシア産のナラ材を多く使用してきました。しかし、国産ナラ材は供給量がとても少なくなってしまいました。ロシア産のナラ材はロシア政府の輸出制限が掛かっているため日本に入ってくる量が極端に少なくなっています。そのため価格が高騰しています。そんな状況下で北米産のホワイトオーク材に注目が集まっています。

ソリウッドのストレートカットテーブルの定番樹種の中で1番人気があるのが、チェリー材です。チェリー材は、アメリカンチェリー材、ブラックチェリー材とも呼ばれています。

161008_1.jpg
チェリー材は赤系の色のイメージです。納品時は少しピンクがかったオレンジ色をしています。時間が経つにつれて色が段々と濃くなっていきます。最終的には艶のある焦げ茶色になります。1年も経つと明らかに色が変化したのが分かるぐらい変わります。

161008_2.jpg
私の自宅で使用しているチェリー材のMAYチェア。購入して1年半ほど経ちます。だいぶ濃い色に変化してきました。家に届いた時は上の写真のチェリー材のようにオレンジ色をしていました。チェリー材の魅力の1つがこの色変化です。変化した色が艶があって落ち着いた雰囲気のよい色なのが人気の秘訣です。どの樹種でも経年によって色が変化します。しかし、チェリー材ほど劇的に変わる樹種は少ないです。

そして、最近よく受注を頂いているのがクルミ材のストレートカットテーブルです。昨年の9月から定番樹種に加えましたが、それ以来コンスタントに受注を受けています。クルミ材の見た目の特徴は優しい雰囲気だと思います。

161008_4.jpg
こちらはクルミ材のストレートカットテーブルとナラ材のTAGチェアです。クルミ材は淡い茶褐色をしています。時が経つともうちょっとだけ色が濃くなると思います。ソリウッドの定番樹種の中では、1番柔らかくて軽い樹種です。クルミ材でベンチを製作することは可能です。でも、ソリウッドで取り扱っている椅子でクルミ材で製作できるものはありません。なので、クルミ材テーブルと合わせるとなると色味が近いナラ材がベストかなと思います。幸いクルミ材の色は他の樹種と合わせてもそれほど違和感を感じないですね。

というわけで、本日のブログではストレートカットテーブルの定番樹種のなかで人気の高いチェリー材とクルミ材を紹介しました。吉祥寺ショールームではどちらの樹種のテーブルも見本を展示しています。気になる方はぜひ吉祥寺ショールームまで来ていただき触れてみることをオススメします。

瑞木@相模湖

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest