2018.04.14

ソリウッドではウォールナット材に並んで大変人気なチェリー材。【No.2253】

先日のブログでウォールナット材について書きました。一般的にはウォールナット材の人気がダントツのようですが、ソリウッドではチェリー材も同じくらい人気があります。時期によってはチェリー材の方が受注しているものが多い時もあります。それぐらいチェリー材も人気があるのです。なぜだかは分かりませんが…

材木屋さんとかと話をしていても「チェリー材はそんなに動きないです…」と言われます。「えっ、そうなの?」と思うのですが、結構大きな材木屋さんでもそう言われたのでそういう傾向であることは間違いありません。

もしかするとこのブログでもチェリー材の魅力を何度か書いているので、そうしたブログエントリーを読んだ方が来てくれているのかもしれません。

ソリウッドではチェリー材の耳つきテーブル、ストレートカットテーブル、棚やベンチなどを製作しています。取り扱っている椅子もチェリー材が選択できるものがほとんどです。

チェリー材は北米産の木材です。アメリカンチェリー材、ブラックチェリー材とも呼ばれています。ウォールナットと産地が近いのでコンテナに混載するのに便利なんて話も聞きます。ウォールナットで埋めきれなかった隙間をチェリーで埋めてコンテナを満杯にするそうです。産地が近いのでそういうことができるんですね。

チェリー材はその名の通り、サクラの仲間です。日本ではソメイヨシノという桜が有名ですが、ソメイヨシノは木材利用はされていません。日本のサクラで木材利用されるのはヤマザクラという桜です。チェリー材とヤマザクラ材は同じ桜 の仲間なので見た目の色は似ています。チェリー材とヤマザクラ材を比べるとチェリー材の方が穏やかな印象、ヤマザクラ材の方がワイルドな印象です。残念ながらヤマザクラ材は供給量が安定しないので、使用される機会は少ないです。

チェリー材の最大の特徴は経年による色変化です。無垢材はどんな樹種でも経年による色変化はあります。でも、チェリー材はその色変化が激しいのです。チェリー材は製作当初は少しピンク色かかったオレンジ色をしています。ところが時間が経つとだんだんと色が濃くなっていき、最終的には艶のある濃い茶色になります。

私は自宅でチェリー材のMAYチェア(ISU-WORKS)を使用しています。すでに3年ほどが経過しています。
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これが納品時に撮影したチェリー材のMAYチェアです。はじめはこんな色をしています。

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三年が経つとこんな色になります。同じ椅子?と思うくらい色が変わって来ていますよね。熟成されたような茶色へと変化しています。もちろん個体差はありますが、チェリー材であるならば確実に色は濃くなります。はじめは少し派手に感じるかもしれませんが、1年も経てば落ち着いた茶色へと変化します。

チェリー材は導管がそれほど太くないので、スベスベ系の肌触りです。カバ材やメープル材に比べるとスベスベ感は劣りますが、気持ち良い手触り感です。見た目もそれほど木目が主張することもなく、穏やかな雰囲気を感じます。広葉樹材としては平均的な硬さと重さです。家具としての強度も十分あります。重いことは重いですが、広葉樹材の中では特別重い訳ではなく、このぐらいの重さは必要かなという感じです。

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こちらは現在吉祥寺ショップで展示販売中のチェリー材の耳つきテーブルです。W1500×D850mmと4人掛けにピッタリなサイズです。耳つきでワイルド感があります。80mm角脚がついての販売となっています。価格も20万円を切っていますのでお買い得になっています。早い者勝ちですので気になる方はお早めに。

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