2016.05.15

ISU-WORKSで最もご注文頂いているのは・・・【No.1554】

吉祥寺ショールームでは、現在23種類のデザインの椅子を展示販売しています。そのほとんどはダイニングチェアで国内生産をしている3つの椅子ブランドになります。そのうちの1つに「ISU-WORKS」という椅子ブランドがあります。「ISU-WORKS」は北海道でデザインされ、製作されています。北海道は、日本でも有数の木材産地であり、家具の産地でもある旭川が有名です。北海道で生産された木の椅子と聞くと旭川を思い浮かべる方も多いとは思いますが、「ISU-WORKS」の椅子を製作している山上木工さんはオホーツク地方にある津別町にある家具工房です。私も一度山上木工さんを訪れたことがありますが、北海道ののどか風景の中にたっている工房の中では、数台のNC加工機が設置され、その間で職人の方が黙々と手を動かしていました。

「ISU-WORKS」の椅子は全て札幌在住の木工家高橋三太郎さんがデザインをされています。高橋さんはデザインだけでなく、自宅に併設されている工房で自らの手で家具を製作している木工家でもあります。高橋さんの製作する椅子はスタイリッシュなデザインと心地よい掛け心地が同居しており、長い間支持されてきました。ソリウッドでも、今では「ISU-WORKS」ブランドのラインナップに組み込まれているTACチェアやRAYチェアといった高橋三太郎さんがデザインし製作してきた椅子をずっと扱ってきました。「ISU-WORKS」は高橋さんが長年培ってきたノウハウとNC加工機を複数もち、生産能力の高い山上木工の技術力が掛け合わさり誕生した日本を代表する椅子ブランドといえると私は考えています。

さて、今日の本題はこの「iSU-WORKS」で最も支持を集めている椅子はどれか?といったものです。吉祥寺ショールームでは先述したように「ISU-WORKS」以外にも「宮崎椅子製作所」さんや「いのうえアソシエーツ」さんのAWAZAチェアなど20種類を超える椅子を展示しています。これだけあると逆に迷ってしまう方も多く「人気のある椅子はどれですか?」といった質問も多く受けます。そこで、ここ2年でどの椅子が一番売れたかを調べてみました。その結果一番多くの売上を上げたのは、

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LENチェアでした。

LENチェアは「ISU-EORKS」の中でもゆっためのシリーズであるNシリーズのうちの1脚です。面取りも多めにされていて優しい印象を受ける椅子です。LENチェアの座面は比較的堅めで座ったときの沈みこみをほとんど感じることがなくお尻をしっかりと支えてくれる感覚があります。また、後ろ脚から伸びたハーフサイズの肘掛けに特徴があります。写真でみると、少し頼りがいがないようにみえる肘掛けですが、実際に座って肘をかけてみると全く違和感なくリラックスが出来ます。このハーフサイズの肘掛けは実用面でもメリットになることがあります。通常テーブルに対して椅子に座る場合、椅子をひいて自分の体をテーブルと椅子の間に滑り込ませる必要がありますが、肘掛けがこのサイズですとその動作が非常にやりやすく、椅子をひく距離も少なくすみます。これは椅子から立ち上げる際にも同じことがいえます。また、長い間座っているときに姿勢を崩したり、自分の足を椅子の上にもってきたり、あぐらをかいたりすることもあるかと思います。そういった姿勢がとりやすいのもハーフサイズの肘掛けの良いところといえるでしょう。

ソリウッドでのLENチェアのご注文を調べてみると、チェリー材での注文が多いことがわかりました。LENチェアはチェリー材の他にウォールナット材、ナラ材と3種類の樹種から選ぶことが可能です。他の椅子ではウォールナット材の割合が多いことが多いのですが、LENチェアはチェリー材の割合が高いです。これは、吉祥寺ショールームに展示してあるのがチェリー材ということも多少影響はしているかもしれませんが、優しめのフォルムとチェリー材の温かみある色がマッチしているからなのではと勝手に考えています。

賢木@吉祥寺

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