2016.11.10

ブラックチェリー材の椅子【No.1733】

昨日のエントリーに続き、今日はブラックチェリー材の椅子について書きます。昨日のエントリーはこちらになります。

ブラックチェリーの家具

ソリウッドの吉祥寺ショールームには、26脚の椅子を展示しています。そのほとんどがソリウッドではない他の家具工房が製作しているものになります。いずれもソリウッドで注文を受け、他の家具工房が製作して、ソリウッドの工房で検品を行いお客様のもとに発送しているものになります。現在では3つのブランドを扱っています。もちろん、デザインや強度など総合的に比較し、ソリウッドのテーブルとセットにしても問題ないという椅子を吟味しています。選ぶ基準は明確にしているわけではありませんが、まずは無垢材を大部分で使用していること、複数の樹種を選択出来ること、座り心地が良いと感じること椅子をセレクトしています。

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こちらはソリウッドで扱っている椅子ブランドの内の1つ、ISU-WORKSのLENチェアです。ISU-WORKSの椅子が全て札幌在住のデザイナー兼木工家の高橋三太郎さんがデザインをして、北海道津別町にある家具工房山上木工で製作しています。LENチェアは、ゆったりとした間口の椅子で男性でもゆったりと腰掛けられる椅子です。ハーフアームになっているので、出入りもしやすく、椅子の上であぐらをかくことも可能です。吉祥寺ショールームには上の写真と同じチェリー材×からし色(NC178)の組み合わせのLENチェアが展示しています。そのせいもあってか、なぜかチェリー材での注文の数が多い椅子です。これはあまり他の椅子ではない現象なので、少し不思議です。

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こちらはいのうえアソシエーツのAWAZA LDRになります。この椅子の特徴はなんといっても座から上が回転するということです。無垢材を使った木の椅子で回転機構がついているものはかなり珍しいと思います。AWAZAシリーズではしっかりと腰を支える背もたれが心地良いのですが、この回転椅子もその部分は全く変わらず表現されています。こちらも上の写真の椅子がそのまま吉祥寺ショールームに展示されていますが、現在いくつか展示されているチェリー材の椅子の中では最も新しく製作されたものです。チェリー材は時が経つにつれ、色味が濃くなり艶がでてくるのが特徴です。他の椅子はだいぶ経年変化が起っていますが、こちらのAWAZA回転椅子はほんのりと色がついてきた程度の状態になっています。チェリー材の経年変化の過程をチェックしておきたい方はそういった意味でもチェックしてほしい椅子です。ただし、数ヶ月後には経年変化が進んで濃くなってしまいますが・・・

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最後に紹介するのが宮崎椅子製作所のHANDYチェアです。デンマークの家具デザイナー、カイ・クリスチャンセン氏がデザインして徳島にある椅子メーカー宮崎椅子製作所が製作販売している椅子です。独特フォルムとぴたっとはまるような座り心地が長い間選ばれている理由だと思います。宮崎椅子製作所の椅子は選べる張り地の種類が豊富なのも特徴の1つです。面白い織りのものや鮮やかなカラー、使い込むうちにどんどん味が出てくるオイルレザーなど独自のコレクションから選べます。迷ってしまうこともあるかもしれませんが、どんな張り地を合わせるのかを検討するのも椅子選びの楽しさのひとつかもしれません。

写真ではチェリー材に緑色の革を組み合わせています。チェリー材の椅子でよく選ばれている座面の張り地の色は、グリーン系・イエロー系・オレンジ系が多い感じになります。イエロー系の張り地と合わせると優しい感じの印象になります。濃い色と合わせると、しゃきっとした感じになり、書斎などにはぴったりくると思います。

この他にも展示してあるほとんどの椅子でチェリー材で作ることが出来ます。今では20種類以上の椅子が展示されていますので、お気に入りの椅子がきっと見つかると思います。ぜひお越し下さい。

賢木@吉祥寺

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