2016.11.23

ゆったり座れる椅子も揃っています

先日のブログでは幅が400~500mmの幅がコンパクトな椅子を紹介するブログエントリーを書きました。 今日はその逆で幅が500mm以上あり、ゆったり座れる椅子を紹介します。

幅が広いとゆったりと座ることができます。幅が500mm以上ある椅子の多くは肘掛けがついているタイプですが、そうでないものもあります。その代表格が肘掛けがなくても幅が500mmあるENNチェアです。

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ENNチェアは北海道の札幌で活動しているデザイナー兼木工家である高橋三太郎さんがデザインをしているISU-WORKSの1つとしてラインナップされている椅子です。ISU-WORKSはコンパクトな椅子編で紹介した幅が500mm以下の椅子がラインナップされているGシリーズとゆったり座れる椅子がラインナップされているNシリーズがあります。ENNチェアもNシリーズにラインナップされています。ENNチェアは後ろ脚から伸びた支柱がやや後ろに流れ背もたれを支えています。デザインとしては非常にシンプルですが、その分しっかりと身体を支えてくれます。吉祥寺ショールームにはウォールナット材の板座のENNチェアが展示しています。展示ではないのですが、円弧状のアームがついたものもあります。もちろん、座のタイプも選べますので、布やレザーなどクッションがついた座面も選択することができます。

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続いて肘掛けがついたRINチェアを紹介します。しっかりと前まで伸びた肘掛けがついたタイプの椅子です。座面はクッションを布またはレザーで包んだ張り地のもののみとなります。座面はやや柔らかめで優しい印象の座り心地になります。吉祥寺ショールームにはウォールナット材にブラウンのレザーがついたものを展示しています。ダイニングチェアとしても使えますし、書斎などでパソコン用の椅子としても最適な椅子です。

ゆったり系の椅子としては注文数が多いのがLENチェア(ISU-WORKS)とUUチェア(宮崎椅子製作所)です。

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LENチェアは部材の面取りを大きくとり楕円状にしています。その影響で全体の印象が柔らかくなっています。LENチェアの肘掛けは前脚までくるタイプのものではなく、途中までのハーフサイズになっています。肘掛けが途中までだと出入りするのが楽になります。肘掛けが短い分、出入るする際に椅子を引く距離が少なくてすみます。小さなことですが、毎日の生活のなかでちょっとしたことがストレスになることがあります。出入りが頻繁にある場合はLENチェアのように肘掛けが短いものが有効になるケースがあります。また、お客様との接客の中で、椅子の上であぐらをかきたいという方が少なくなりません。そうなると、肘掛けが前まであるとあぐらを上手くかくことができません。あぐらをかくことがあるという方はLENチェアのように肘掛けが短いものを選択するのがよいでしょう。

LENチェアは、クッション+張り地のもの以外に板座のものも選択ができます。板座はすのこ状に板を隙間をあけて配置した板座になります。板座のものは長い時間座る分には座面が固いので、座り心地はクッションがついたものにかなわないところがあると思います。ですが、食事をする時間だけ座る分には全く問題がないと思います。張り地のものは、使っているうちにウレタンがへたったり、表面の布やレザーが汚れたり、痛むため、将来的には張り替えが必要になってきます。板座の場合は、張り替えを考える必要はありません。また、クッションが欲しい場合は、市販のものを上に載せて使うことで、座り心地もアップします。

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UUチェアは宮崎椅子製作所のアームがついた椅子です。こちらは、布や革などの張り地がついたタイプの椅子になります。宮崎椅子製作所の椅子は、選べる樹種と張り地が豊富にあります。定番となるナラ材、ウォールナット材、チェリー材はもちろん、他のメーカーではあまりラインナップされていないケヤキ材やレッドオーク材といった樹種も選択が可能です。

椅子は座る人によって座り心地が変わると言われています。長く使う椅子を選ぶ際には、実際に座ってご自身で座り心地を確かめてみることが重要です。

賢木@吉祥寺

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