2016.09.08

読書用の椅子をお探しならこの2脚はぜひ座ってほしい【No.1670】

読書用の椅子を探しに吉祥寺ショールームにお越し頂くお客様がいらっしゃいます。お目当ては「MAY」チェアと「SWING」チェアです。ソリウッドでは多くの椅子を扱っていますが、ほとんどはダイニングに合わせて使うダイニングチェアです。この2つの椅子は椅子というより1人掛けのソファーに近い存在かと思います。どちらも「ISU-WORKS」ブランドの椅子としてラインナップされています。「ISU-WORKS」は北海道を中心に活躍されている高橋三太郎さんがデザインをし、北海道津別町の山上木工さんで製作されている椅子製作販売のプロジェクトです。高橋三太郎さんがデザインする椅子はシルエットの良さと見た目以上に座ってみるとしっくりくる座り心地のバランスが整っていると感じています。「MAY」チェアと「SWING」チェアにもこの特徴がいかんなく発揮されていると思います。そのデザインをしっかりと支えているのが山上木工さんの加工力と組立て力です。山上木工さんは、大型のNC機械を駆使し、手作業ではコストがかかってしまう部品加工も効率よく作り出すことが出来ます。さらに、良い椅子を作り上げるには加工した部品を正確に組みあげる技術力が必要ですが、熟練の職人が丁寧に組みあげ、座り心地がよくかつ丈夫な椅子が生まれています。

どちらの椅子も1人掛け用で、通常のダイニングチェアよりも座面高が低く設定されており、よりリラックスできるような設計です。

さて、読書に適した椅子とはどういった椅子なのでしょうか?

個人的には、

しっかりと身体を預けることができる

いくつかの姿勢がとれるゆとりがある

やや低めで脚がしっかりと床に届く

の3点が必要だと思っています。

「MAY」も「SWING」もこの3つの条件はしっかりとクリアしていると思います。

20160908 1

こちらは「MAY」チェアです。サイズはW675×D730で座面高は370mmとなっています。寸法を見て頂ければわかる通り、幅、奥行きともにゆったりとしたサイズで製作されています。肘かけもきちんと幅があり、しっかりと腕をおくことが出来ます。この肘掛けはしっかりとしているものの、あまり前に張り出してはいないので、前の部分はかなり自由が聞きます。そのため、あぐらもしっかりとかけたり、いろんな姿勢をとることが出来ます。

20160908 2

こちらが「SWING」チェアです。「MAY」チェアと決定的に違うのは脚の部分です。「SWING」チェアは前脚と後ろ脚が板によってつながっているロッキングチェアです。座ると前後にゆらゆらと揺れます。この揺れ具合がロッキングチェアとしてはやや控えめな感じがして、より心地よさを感じると考えています。「SWING」チェアは、床への負荷がピンポイントではないので、カーベットや畳でも使いやすいのが特徴です。現に、「SWING」チェアをご注文されている方に話を伺うと半数以上が畳の部屋で使うとお応え頂いています。

2つの椅子はともに、ウォールナット材、チェリー材、ナラ材の3つの樹種から選ぶことが出来ます。また、座面の部分は布とレザーから生地を選んでご注文頂けます。先日のブログでご紹介したISU-WORKSの新しい生地も選ぶことが可能です。

ISU-WORKSの椅子で選択できる生地が増えました。【No.1664】

同じ方がデザインをされ、同じ木工所で、同じような目的で製作されている椅子なので、並べてみるとどこか似たような雰囲気を感じます。まるで、兄弟のような椅子ともいえます。読書用の椅子の場合、購入されるのは1脚という場合が多いと思います。しっかりと座り比べ、最適な読書用の椅子に出会って頂きたいなと思います。

先月の終わりから吉祥寺ショールームでは、「MAY」チェアと「SWING」チェアを2つ並べて展示するようにしました。これまでは、展示している部屋が違っていたので、座り比べることが難しかったと思います。いまでは、すぐ横に設置されていますので、気軽に試して頂けます。読書用の椅子をお探しの方には、ぜひ座って比べて頂きたいです。

賢木@吉祥寺

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest