2016.05.12

読書に適しているのは「MAY」チェアか「SWING」チェアか?【No.1551】

イージーチェアという言葉をご存知ですか?

北欧家具が好きな方や椅子好きの方はご存知だと思いますが、椅子の分類の1つになります。イージーチェアを定義してみると、ゆったりと座れる1人掛けの椅子で、肘掛けがついているものが多いといったところでしょうか。名前の通り、リラックスして楽になることが目的の椅子になります。多くのものがダイニングチェアの座面高より低く、使う場所もリビングや書斎といったところになります。イージーチェアとして有名なのが、デンマークのデザイナー フィン・ユール氏がデザインを手がけたものです。特に有名なのが、No.45という名が付けられているイージーチェアです。No.45の最大の特徴は独創的なカーブで構成された肘掛け部分です。肘掛けの先端は細く手で掴んだときの感触がよく、中央部分は少し広がっており肘を置くのに最適なサイズになっています。

イージーチェアといえば北欧のイメージが強いですが、日本にも日本人がデザインして日本で製作されている素晴らしいイージーチェアがあります。その1つがISU-WORKSさんの「MAYチェア」です。

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サイズはW675×D730で座面高が370mmとなっています。寸法を見て頂ければわかる通り、幅、奥行きともにゆったりとしたサイズで製作されています。先ほども述べた通り、イージーチェアは座面高がダイニングチェアに比べ低いのが特徴ですがこちらの「MAY」チェアも370mmと低めの設定になっています。ダイニングチェアの座面高は400〜430mm程度のものが主流ですので、それよりも30〜60mm低くなっています。座面が広いので、肘掛けがありますが、座面の上であぐらをかくことも可能です。

しばらくの間、ソリウッドで扱っているイージーチェアは「MAY」チェアのみでしたので、リビングで使う椅子といえば「MAY」チェアでしたが、最近強力なライバルが出現しました。

その名も「SWING」チェアです。

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「MAY」チェアと同じく高橋三太郎さんがデザインし、北海道津別町の木工所山上木工さんが製作している椅子です。こちらもISU-WORKSブランドのラインナップのひとつに加わった椅子です。こちらの椅子は4本脚ではなく、前脚と後ろ脚が板によってつながっているロッキングチェアですので、厳密にはイージーチェアとはいえないかもしれませんが、リラックスする目的は変わらないのでここではイージーチェアとして紹介させて頂きます。サイズ的には「MAY」チェアよりほんの少し小振りですが、ゆったり座れることには変わりありません。

イージーチェアをご購入するお客様に話を聞くと、本を読んだり、テレビを見たりすることを目的として1人用の椅子を探している方がほとんどです。弊社スタッフの瑞木@相模湖も趣味の読書を快適に出来るように「MAY」チェアを購入しています。

そこで、私の独断ですが、「MAY」チェアと「SWING」チェアのどちらが読書に向いているかを実際に座って読書をした上で評価したいと思います。

まず、座り心地については、「MAY」チェアも「SWING」チェアも抜群で長時間同じ姿勢で読書をしていても疲れるといった感じはありませんでした。読書をしている間はずっと床に脚をつけた姿勢でした。ロッキングチェアに座り慣れていないせいか微妙に揺れる感じに慣れる間は本に集中出来ない感覚がありました。その分、「MAY」チェアのほうが読書には向いているかなと私は思いました。登当然、このような感覚は人それぞれなので「SWING」チェアが読書には適さないといったわけではありません。ぜひ、2つを座り比べてみてもらいたいと思います。

読書以外にも比べてみようと思い、私の現在の趣味ともいえるスマートフォンで将棋を指すということもやってみました。その結果、「SWING」チェアのゆらゆらが次の手を考えるのにはちょうどよい感じがしました。対局の結果はどちらもたいした違いはありませんでしたが、ネット将棋を指すなら「SWING」チェアかなと思いました。プロの棋士が対局している映像をみると、たまに前後に体をゆらゆらと動かして考えている棋士が少なからずいらっしゃいます。そういった意味では、物事を考えるにあたって少し体を動かしたほうが集中出来たりするかもしれません。

賢木@吉祥寺

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