2016.05.04

自然と親しむ「みどりの日」にオススメしたい国産材耳つきテーブル【No.1543】

本日5月4日は「みどりの日」です。1970年代生まれの私にとっては「みどりの日」は4月29日の印象のほうが強いです。4月29日は現在、「昭和の日」になっています。いつの間に変わってしまったのかと思っていたのですが、2007年以降はいまのカタチなんですね。思っていたより随分前から変わっていたみたいです。

さて、「みどりの日」ですが、祝日法(国民の祝日に関する法律)によると、「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む」という祝日の主旨があるようです。日本は面積の7割が森林といわれています。森とともに森にはえる木は私たちの身近にある自然といって良いと思います。この連休で森のキャンプ場でキャンプをしたり、山のぼりをしたりする人も多いでしょう。そうしたレジャーでは自然は身近といえますが、自然の木を生活に取り込む点ではまだまだ十分とはいえない気がします。

これまでもこのブログで国産の木材に言及することが何回かありましたが、いずれも少々悲観的な内容になってしまっています。それが国産材を家具に使う現状です。

寂しい未来はごめんです。ー国産無垢材の現状ー

耳つきテーブルなら国産材を選択することも可能です。

ソリウッドでは、ストレートカットや本棚など定番といえるものでは、国産材を選択することは難しいですが、耳つきテーブルの天板であれば国産の広葉樹で製作することも可能です。出来ることなら国産の広葉樹でもいろいろな家具を作りたいと思っています。

そこできょうはみどりの日にオススメしたい国産材耳つきテーブルを紹介します。


まず前提として、ソリウッドで製作している家具の大半は輸入材を使っているのが現状です。我々も出来れば国産材を使いたいという気持ちはありますが、質・量・価格などの条件をクリアしているものは少なく、耳つきテーブルの天板として良い板があった際に使うといった感じになっています。ちなみに、現在人気が高い、ウォールナット材、チェリー材ともに北米からの輸入材です。

耳つきの天板にもウォールナット材やチェリー材を使うことが多いですが、中には国産材を使用することもあります。ソリウッドの耳つきテーブルでは、市場でせり落とした板を自社工房で乾燥させ、加工することが多いです。流通量が多いわけではないので、常に在庫がある状態ではありませんが、良い板があれば積極的に仕入れするようにしています。樹種的には、トチ材、カバ材、ケヤキ材といったものが多いです。カバ材の一種ですがミズメ材やヤマザクラ材なども数は少ないですが、製作した例もあります。

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上の写真は階段をのぼって左にある部屋に展示販売している耳つき天板になる板3セットです。特に狙ったわけではありませんが、国産材耳つきテーブルを代表する3樹種が並んでいます。手前からトチ材(T42テーブル)、カバ材(K48テーブル)、ケヤキ材(D46テーブル)となります。トチ材は丸太の中央部分がやや色が濃く、周りの部分は赤味がかった薄めの茶色をしているものが多いです。色がついている部分は赤身とよばれたりしますが、材木の世界では赤がほとんどはいっていない材のほうが価値が高いとされいます。個性的な木目がでることが多いトチ材にしては大人しめといえるかもしれまんせんが、耳の部分のカタチは複雑で面白みがあります。こちらの板でテーブル(T42テーブル)を作った場合、4本脚込みの価格で、¥249,000(消費税込み)となります。

続いて隣のカバ材(T48テーブル)は、トチと同じく色がついている部分と白っぽい部分にわかれていることが多いです。こちらの板は赤身の部分が多くなっていて大半を占めています。赤身の色味はトチに比べるとやや赤が強い色になっています。こちらの板は大きさが1900×850と大きくとることができます。価格は、¥244,080(消費税込み)となります。こちらも4本脚が含まれた金額です。

一番奥の板は広葉樹の王様との異名があるケヤキ材です。ケヤキはトチやカバに比べると中心部分の色が濃くなります。また木目もはっきりとでるのが特徴といえます。こちらは(D46テーブル)W1500×D850と4人掛けにちょうど良いサイズで製作が可能です。価格は、4本脚込みで¥214,920(税込み)となります。


賢木@吉祥寺 

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