2016.01.27

無垢材の仕上げに関するブログエントリーのまとめ【No.1445】

無垢材テーブルの選び方のポイントは、「樹種」、「サイズ」、「仕上げ」の3つについてよく考慮することだと考えています。特に「仕上げ」については無垢材テーブルならではの選択肢があるがために、どれを選択すれば良いのかといた悩みを抱える方も多いことだと思います。ソリウッドのショールームに訪れる方からも「オイル仕上げは手入れが大変と聞くけど、実際はどうなの?」「小さい子どもがいるので、オイルは難しそう」といった仕上げに関する質問や相談を受けることが多いです。店頭では、オイルとウレタン塗装の違いを述べた上で、お客様がどういった点を重要視してテーブルを探しているかを再確認してお客様にとって最適な仕上げを選んで頂くようお話をしています。こちらのブログでも仕上げに関する内容のブログを書いていますので、今日はそれをまとめて紹介していきます。

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まずは基本的な塗装方法の違いについて、書かれたブログを紹介します。

最適な仕上げを選ぶために知っておくべきオイルとウレタンの違い

オイルとウレタン〜聞き慣れない単語をわかりやすく解説します〜

オイルとウレタンの続き〜聞き慣れない単語をわかりやすく解説します〜

オイル仕上げは木の質感を存分に味わえる塗装方法です。

オイルとウレタンの大きな違いは、塗膜を作って保護するかしないかといった点になります。オイル仕上げはオイルを木の表面に染み込ませて保護する浸透型の塗装です、一方、ウレタンは、プラスチック性の塗膜で木の表面を覆う塗装になります。この違いによって、出来上がりの肌触りに大きな違いが出てきます。

ウレタン塗装の木のテーブルというと、表面がテカテカと光ったテーブルを想像される方もいらっしゃると思います。ひと昔の前のウレタン塗装では、強度をだすためウレタンを厚く塗る必要があり、表面に強い光沢が出てしまっていました。ところが、最近ではウレタンでも薄く塗ることが出来るものがあり、従来のものに比べテカリをおさえたマットな仕上がりにすることができるようになりました。そのため、一般の方がパッと見ただけではオイルなのかウレタンなのか判断がつかないなんてこともあります。ただ、そこで見た目が同じようななら強度に分があるウレタンのほうが良いだろうと考えるのはちょっと危険です。その理由は、出来上がりの見た目は似ていても使用していくうちに、塗装による違いが明らかになってくるからです。

経年変化によるオイルとウレタンの違い

あっ、オイル仕上げのテーブルに輪染みが!

ウレタン再塗装

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塗装の方法によって使っていくうちに違いが出てきます。オイル仕上げのテーブルは、水に対して強くありません。底が濡れているお皿やコップを長時間おいておくと、お皿やコップの跡がついてしまうことがあります。上のリンクのうちに2つ目のブログエントリーでは私は個人的に使用しているダイニングテーブルに輪染みがついた状況を紹介しています。一方、ウレタン塗装の場合は水に対しては強いほうでオイル仕上げのように濡れたコップを置いていたから、輪染みが出来るようなことはありません。ただ、ウレタン塗装の場合は長年使っていると、表面の塗膜が劣化し剥げてきてしまいます。これは防ぎようがなく、一度剥がれてしまうとご自宅で簡単に補修というわけにはいきません。上で紹介したウレタン再塗装のブログでは、長年使ったテーブルの状況がわかる画像を紹介しています。

そして、最後にメンテナンスについての違いを把握して頂きたいと思います。オイル仕上げは、染みや汚れはつきやすいけど、ご自宅で補修が出来るというメリットもあります。また、1年〜2年に1回程度メンテナンス用オイルを塗ると肌触りや適度な艶を保つことができます。反対に、ウレタン塗装のテーブルは補修するとなると、工房に持って帰って機械で塗膜をはがしてから再塗装することになります。再塗装すると、新品同様のテーブルに生まれ変わりますが、時間と費用が結構かかってしまいます。

無垢材テーブルのウレタン塗装は塗り直しで再生させることが可能です。

さあ、オイル塗装の無垢テーブルをメンテナンスしよう!

オイル仕上げのテーブルのメンテナンスレポート

最後に告知ですが、2月より月1回、オイル仕上げのテーブルのメンテナンス講座を吉祥寺ショールームで実施することになりました。次回は、2月14日(日)14:00〜となります。オイル仕上げを検討しているけど、「やはり染みや汚れが心配」、「メンテナンスできると聞くけど、難しそう」といった不安を抱えている方はぜひお越しください。詳細は以下の案内をご覧ください。

2月のメンテナンス講座のお知らせ

賢木@吉祥寺

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〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
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