2019.02.16

【No.2545】木の質感を味わうには断然オイル仕上げがおススメです。

現在、ソリウッドで製作販売している無垢材テーブルの多くはオイル仕上げのものです。

オイル仕上げは、家具用のオイルを染み込ませて仕上げる方法です。オイルフィニッシュとも呼ばれています。

一般的には、家具の塗装にはウレタン塗装が施されています。市販されている家具(無垢材でないものを含めて)の多くはウレタン塗装がされています。

ウレタン塗装は木材の表面に塗膜をつける塗装方法で、木材の保護に関しては強度があるので適していると言えます。ただ、表面に硬い塗膜をつけるので、無垢材の仕上げ方法と考えると少し疑念があります。

せっかくの木材だから、木に触れたいと思う方もいるでしょう。

そういう方にはオイル仕上げ向いています。

オイル仕上げは、オイルを染み込ませて乾燥させる仕上げ方法です。木の表面に染み込んで固まるので塗膜を作りません。なので、木そのものに触れていると言えます。なので、オイル仕上げの木材は樹種によって手触り感が違います。

ウレタン塗装の場合は塗膜を作るので、樹種による手触り感の違いはそれほどありません。手で触ると均一感のある少しノペっとした感じになります。

オイル仕上げは無垢材家具に適した仕上げ方法です。合板を使用した家具にはあまり向かない仕上げ方法です。合板は表面に張られている板が極薄いです。1mm以下のものが多いので、オイルをあまり染み込みません。プリント合板なんかの場合は導管すらないのでオイルを染み込ませるということができません。なので、ウレタン塗装がメインの塗装になります。

オイル仕上げは木の質感を活かした仕上げ方法で、見た目もナチュラルで良いです。なので、ソリウッドではオイル仕上げをお勧めしています。

ただ、オイル仕上げは

“水や汚れに弱い”

という欠点があります。

ダイニングテーブルとして使うにはやはり不安がありますよね。

でも、普段の使用にちょっと気をつけるのとメンテナンスをすれば、綺麗に長い間使う事が可能になります。

オイル仕上げの家具の天敵は

“水分”

です。

なので、水拭きをするとあっという間にオイル成分が抜けてしまいます。

オイル成分が抜けた状態で使用し続けるとますます、シミや汚れがつきやすくなってしまいます。

普段のお手入れはカラ拭きをメインにして、何かをこぼしてしまって場合は硬く絞った布巾でその部分のみを拭くようにした方が良いです。

あとは、何かをこぼしたらすぐ拭き取るという事ですね。

水分が天敵なので、飲み物も注意が必要です。

コップなどをオイル仕上げのテーブルで使用する場合は、コースターを使用するのが良いです。コースターなしでコップを使用すると輪ジミができてしまいます。

そして、オイル仕上げの家具はメンテナンスをする事でシミや汚れを目立ちにくくすることも可能です。ちょっとした汚れやシミならサンドペーパー#240と#320を木目に沿ってかけてからオイルを塗ると目立ちにくくなります。はじめてやる場合は躊躇してなかなかやる気にならないかもしれません。でも、慣れれば簡単な作業です。ソリウッドでは2ヶ月に1回、【オイル仕上げのテーブルメンテナンス講座】を開催しています。参加費用は無料です。一度、メンテナンスをする様子を見てもらえれば感じをつかみやすくなりますし、躊躇することもなくなるでしょう。

私が今現在自宅で使用しているダイニングテーブルはオイル仕上げのものです。1歳児がいますので、食事をするたびに当然ですがめちゃめちゃ汚れます。なので、傍にティッシュボックスを置いて事あるごとに拭き取るようにしています。汚れがこびりついたところは部分的に水拭きをしています。なので、子供が座っているあたりはオイル成分が抜けがちです。オイル成分が抜けてくると、艶がなくなってカサついた感じになります。慣れてくれば抜けているかいないかは目で見て判断することができます。

私の場合は自分でメンテナンスをすることが出来るので、何の迷いもなくオイル仕上げを選択しました。自宅のフローリングもオイル仕上げです。これは自分で塗ったものではないですが、オイル成分が抜けてきたら自分でメンテナンスをすることが出来るので、メンテナンスをするつもりです。やはり、木はオイル仕上げの方が良さを発揮出来ると思います。

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