2015.05.18

ウォールナット材の耳つきテーブル情報。

ソリウッドでは、ウォールナット材の人気が高いです。ここ数年、一番売れている樹種はやはりウォールナットなんです。これはどこの無垢材家具屋さんも同じなのではないでしょうか?材木屋さんに聞いても、材木市場でもウォールナット材が好調という話を聞きます。実際に材木市場でのウォールナット材の価格はとっても上がっています。

今日はそのウォールナット材の耳つきテーブルについて書きます。現在相模湖工房にはすぐに製作可能な耳つきテーブル用の板が5台分あります。製作可能な板というのは乾燥が終了している板ということです。木材の乾燥には半年から1年は掛かります。製材された板をすぐに木材乾燥庫に入れると、大きく割れてしまうことがあります。そのため、いきなり木材乾燥庫に入れることはほとんどありません。しばらく外で桟積みをして水分が抜けるようにします。

桟積みにするというのが重要です。板をそのまま重ねて置いておいても、なかなか水分は抜けてくれません。外で桟積みをしておくと徐々に水分が抜けていきます。その段階で割れてしまうものもあります。こうした板は割れる運命にあったと思うしかありませんね。半年ぐらい置いておくと含水率が20~30%台になります。このぐらいまで含水率が下がった板は木材乾燥庫に入れても大きく割れてしまうことは少ないです。ただし、いきなり温度が高い状態にしてしまうと割れが入るので、徐々に温度を上げていくことが必要です。

こうして木材乾燥庫に入れて乾燥させた耳つきテーブル用の板は相模湖工房にストックされています。ストックされている板の情報を皆さんに知ってもらうためにWebサイトで板情報を載せています。

→ソリウッド 耳つきテーブルページ

さて本題のウォールナット材の耳つきテーブルです。ソリウッドの耳つきテーブルは大きく分けて2種類。1枚板あるいは2枚はぎ、3枚はぎで天板にするものと4枚~6枚の板をはぎ合わせて天板にするものです。ウォールナットは結構太く成長する樹なので、1枚板でテーブル天板になる板がある程度は流通しています。買い付けに行く木材市場でも、ウォールナットの幅広材はよく見掛けます。直径800mmを越える丸太も置かれていたりします。それに対して同じ北米産のチェリー材は太く成長しません。チェリー材で800mm以上幅があって1枚板テーブルに出来る板というのは、ほとんど流通していません。私が市場で見た事あるのも一度だけだったと思います。

800mmに満たないウォールナット材もたくさん流通しています。それらの板は2枚、3枚をはぎ合わせてテーブル天板にします。

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ウォールナット材の耳つき2枚はぎテーブルです。こちらのテーブルは既に販売済ですが、こうした感じのテーブルを作ることができる板を在庫しています。

まだWebサイトに掲載していない板を紹介します。

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W1334 ウォールナット材耳つき2枚はぎ W1800×D900を想定して製作した合成写真です。共木ではありませんが、色や木目の様子は似ています。節と入り皮が1箇所ずつあります。しかし、節もそんなに目立ちません。裏側にはハッキリ節がありますが、表はそれほど節っぽくありません。(ちょっと分かりづらい表現で申し訳ないです。) 節も入り皮も合成樹脂で埋める処置をするので、使用上は問題ありません。

こちらの板はまだカットもしていません。表面を電動カンナで粗削りしただけです。そのため、塗装や脚の形状などお客様のご要望に応じて対応することができます。

2枚はぎになるほど幅広くない板もあります。そうした板は耳つきの多数枚はぎテーブルに使用します。

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こちらがウォールナット材の耳つき5枚はぎテーブルです。耳つきの板2枚の間に耳裁ち材を3枚いれてはぎ合わせています。間にいれている板は、ストレートカットテーブルに使用している現地(北米)で製材されている板です。ストレートカットテーブル的な雰囲気を持ちつつ、耳つきというなんとなくハイブリッドな感じのテーブルになります。

こちらも数台分の在庫を持っています。サイズ等を教えて頂ければ見積致します。

瑞木@相模湖

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