2017.08.15

ウォールナット材無垢材テーブルと椅子で予算はこのぐらい必要。【No.2011】

本当にスッキリしないお天気が続いています。相模湖工房付近は今日も雨。曇りの天気予報でしたが、蓋を開けてみたら雨。止みそうで止まないです。相模湖工房がある地区は今日明日とお祭りが開催されるのですが,ちょっと残念な天気です。明日も雨の可能性が高そうです。この時期にこれだけ雨が続くことは珍しいですよね。夏らしい日は来るのでしょうか?

続けて書いた無垢材テーブルと椅子に関する予算シリーズブログですが、色々と書くことがあるので今日も続けます。今日は樹種を絞ってどのぐらい予算が必要なのかについて書いていこうと思います。無垢材テーブルや椅子が欲しいという方の中には、無垢材という素材にこだわる方と特定の樹種にこだわる方の2通りの方がいるようです。無垢材であれば樹種はとくにこだわらないという人もいれば、絶対ウォールナット材という方もいるのです。というわけで、今日は後者の絶対この樹種じゃなきゃ嫌だという方向けの内容になります。

ソリウッドに限らず無垢材家具業界で絶大な支持を受けているウォールナット材。その人気は無垢材家具業界に止まらず化粧合板の家具でもウォールナット材の人気は高いようです。一般的に高級家具材として知られているウォールナット材ですが、やはり価格は高く、高級家具材と言われるのは仕方ないように思われます。多くの家具メーカーさんの価格を見てもウォールナット材の場合が1番高く設定されています。ソリウッドでも同じ傾向です。これは人気があるから高くしている訳ではなく、材料が高いから必然的に高くなってしまっていると捉えて頂いた方が良いでしょう。さらに言うとウォールナット材は極めて歩留まりが悪いんですね。歩留まりが悪いというのは、1枚の板で使える部分が少ないということです。ウォールナット材の歩留まりを悪くしている1番の要因は白太です。ウォールナット材は濃い茶色をしているのが人気の秘訣ですが、全て濃い茶色をしているわけではありません。白太と呼ばれる丸太の周辺部分は白っぽい色をしています。どのウォールナットの丸太にも白太は存在しています。白太が多い少ないと違いはありますが、どちらにしろ全てのウォールナットの丸太には白太があります。よって、そのまま製材していくと白太が含まれた板が生まれます。表裏全て白太という板は滅多にありませんが、白太を多く含んだ板は多数存在します。白太部分を省くとほとんど使用する部分がない板もあります。なので、歩留まりが悪くなるんですね。

歩留まりがあまり関係ないのはウォールナット材の耳つきテーブル。耳を使うということは必然的に白太もついているわけです。

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両端の色が薄い部分が白太になります。ウォールナット材は丸太のままでも日本に数多く輸入されているので耳つきで製材された板も手にすることができます。耳つきテーブル用の板は太い丸太からしか採れませんので必然的に板の価格も高くなってしまいます。耳つきテーブルの価格は使用する板の価格に依存するのでこのサイズだからいくらと設定することはできません。ソリウッドで多く製作しているのは2枚はぎテーブルです。現在吉祥寺ショップに展示中の板を見てみると、W1800×D850mmサイズのW94テーブルが、301,320円(4本脚付き・消費税8%込み・関東地方への送料込み)となっています。

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こちらがW94テーブルになります。まだ2枚の板をはぎ合わせる前の状態で吉祥寺ショップに展示してあります。幅も少し余裕を取ってあるので真ん中部分にある白太はもう少し少なくなるか、製作する幅によってはなくなることもあると思います。

ソリウッドで製作しているウォールナット材耳つき2枚はぎテーブルは大きさによって違いはありますがおおよそ20万円台後半から30万台後半ぐらいですね。仕入れたときの値段によるので、大きさによっても高い安いはあります。ウォールナット材耳つき2枚はぎテーブルで10万円台というのは予算的には難しいです。

では耳つきではないストレートカットテーブルも検討してみましょう。ウォールナット材のストレートカットテーブルは厚みが2種類あります。30mm厚と40mm厚です。30mm厚であってもテーブルとしての機能は十分に持っています。違いは見た目が大きいです。30mmだと大きさによっては華奢に見えます。どっしりとした印象を得たいなら天板厚40mmを選択した方が良いですね。

ウォールナット材ストレートカットテーブル 天板30mm厚
W1500×D850×H700 189,000円(4本脚つき、消費税8%、関東地方への配送料込み)
W1800×D850×H700 227,880円(4本脚つき、消費税8%、関東地方への配送料込み)

ウォールナット材ストレートカットテーブル 天板厚40mm厚
W1500×D850×H700 219,240円(4本脚つき、消費税8%、関東地方への配送料込み)
W1800×D850×H700 263,520円(4本脚つき、消費税8%、関東地方への配送料込み)

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30mm天板と40mm天板の見た目の差は写真だと分かりにくいです。実際に見てもらえれば違いは分かってもらえるはずです。吉祥寺ショップには30mmと40mmのテーブルが展示してあるので見た目の違いを確かめてもらうことができます。

では椅子の方もみてみましょう。ISU-WORKSの椅子で人気が高いのがMEGチェア。座面と背にファブリックが張られているタイプの椅子で長時間でも安定して腰掛けることができます。布張りのMEGチェアはウォールナット材で1脚64,260円となります。プラス送料が1脚につき1,080円かかります。4脚送料込みだと261,360円になります。30mm厚W1500mmのウォールナット材ストレートカットテーブルと合わせると合計450,360円です。

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MEGチェアはソリウッドで取り扱っている椅子では中間ぐらいの価格帯ですのでW1500mmの無垢ウォールナット材テーブル+椅子4脚なら45万程度の予算を確保する必要があると言えるでしょう。肘掛けがない椅子と合わせるなら40万円以内に収めることも可能です。宮崎椅子製作所のウォールナット材HakuチェアでランクCのファブリックを選択すると4脚送料込みで203,040円になります。W1500×D850の30mm天板のストレートカットテーブルと合わせると消費税8%、送料(関東地方)込みで392,040となって40万円以内に収めることができます。

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ウォールナット材Hakuチェア。写真の椅子は天然皮革貼りなので1脚56,376円になります。なので革張り4脚だとテーブルと合わせると40万を少しオーバーします。

というわけでウォールナット材の無垢材テーブルや椅子を購入する場合にどのぐらい予算が必要なのかをみてみました。どうですか?なんとなくイメージ持てましたか?

瑞木@相模湖

 

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