2015.02.01

リノベーションしたマンションに無垢テーブルを納品しました

家を購入するというと、新築の戸建を買う、新築のマンションを買うということを思い浮かべますが、最近では、中古マンションを買い、内装をガラッとかえるリノベーションを行い暮らすというスタイルに人気が集まっているという話をよく聞きます。

一般社団法人 リノベーション住宅推進協議会のウェブサイトによると“リノベーションとは、中古住宅に対して、昨日・価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対処した、包括的な改修を行うこと”とあります。具体的には、住む人の価値観やライフスタイルに合わせて内装の設備を刷新し、既存の間取りを変更させることを指すようです。

ソリウッドでも、リノベーションしたマンションに家具を納品する事例が増えています。今日は2件の配達を行いましたが、いずれもリノベーションを施したマンションにお住まいのお客様でした。

一件目のお宅には、トチ材の耳つき(一部)テーブルとカバ材のベンチ、isu-worksさんのENNチェア(ナラ材)を納品しました。

小さいお子様のいるご夫婦は、明るい色味のテーブルを探しに吉祥寺ショールームにお越し頂きました。ショールームに展示してあるトチ材の耳つきテーブルがご希望に近いということで、ショールームには展示がなかったのですが工房に在庫しているトチ材の2枚はぎテーブルができる板を紹介しました。そのとき、紹介したのはこちらの板です。

淡い木目。白いトチ倍を使用した耳つき2枚はぎテーブル

こちらの板も気にいって頂けたようでしたが、くびれがあまりないカタチが好みということでした。そこで、耳部分の端一部をカットした状態の合成写真を作成して見積りとともに提案しました。

こちらがそのとき提案した写真になります。

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こちらで話がまとまり、テーブルの他にベンチとENNチェアも合わせてご注文頂きました。

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日当りの良い広めのリビングダイニングの一角に納まりました。テーブル、ベンチ、チェアといずれも樹種は違いますが違和感なくなじむコーディネートになりました。トチ材の場合、2枚接ぎのダイニングテーブルになるような幅が広めの板での流通がほとんどです。そのため、テーブルの脚やベンチに使うような細めの耳をたった板は見掛けません。そこで、トチ材に似た色味をもつカバ材を脚やベンチに使用することが多いです。

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こちらはベンチサイドから撮影した写真です。

次に伺ったのはこちらも中古マンションをリノベーションしたお宅です。

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納めたのは天板厚40mmのウォールナット材ストレートカットテーブルです。写真には写っていないのですが、こちらのお宅は、床がオーク系のフローリングで、扉やキッチンなどの建具はこげ茶色で統一されています。建具の色とウォールナット材のテーブルの色味が合っていた落ち着いてかっこ良い空間になっていました。

今回は脚をお客様のご希望で80mmの角脚に短手方向にだけ幕板をつけたものを採用しています。80mmの脚であれば幕板をつけなくても十分強度がありますので、通常は幕板をつけません。今回は見た目の問題で幕板つきを選んで頂きました。

私が配達に伺ったことがあるマンションをリノーベーションしたお宅の数はそこまで多くありませんが、多くのお宅で取り入れられている共通事項がある気がしています。それは以下の3つです。

1つは、無垢材系のフローリングを採用している。

新築のマンションではなかなか採用されていない無垢材フローリングですが、木目や肌触りの優しさは魅力的でリノベーションするなら床は無垢材で!という方も多いそうです。

2つ目は、既存の仕切りを取払い、大きなリビングダイニングスペースをとっている。リノベーションしたお宅を尋ねるようになった当初はリビングダイニングの広さに驚いていました。やはり家族団らんのスペースでもあります。ゆったりくつろげる広いリビングダイニングに憧れている人も多く、優先順位も高いと思われます。

3つ目は、玄関に土間スペースがある。これは、上述した2つの事項より、数は少ないですが個人的には素敵だなと思う間取りです。この土間スペースに、ベビーカーを置いたり、自転車を置いたりしている方が多いように思います。

賢木@吉祥寺

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