2014.03.17

均一的でない、個性的な板といえばトチ材だ!

国産木材のテーブル天板と言ったら、ケヤキかトチです。1枚板でテーブルになる大きさに成長する木というのは以外と少ないです。国産に限って言えば、ケヤキかトチの2択になるのではないでしょうか。

今日はトチにスポットライトを当てます。

均一的でないバラエティの豊かさがトチの特徴と言えます。スギやヒノキのように真っ直ぐ成長する木ではなく、トチはかなり曲がって成長する木です。そのため、板のカタチも様々になります。木目も他の樹種に比べると、個体差がとても大きくなります。そのため、耳を裁って製材した板製品はほとんど流通していません。耳つきの状態で流通することが多いです。

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同じ丸太から採れた板6枚。少し湾曲しているのが分かると思います。真っ直ぐなトチ材はほんと少ないです。カウンターになるような長い板はなかなかありません。そういう意味では、トチはまさにテーブル向けの樹種かもしれません。

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強烈な杢が出てる板を2枚はぎ合わせたブックマッチ天板。キラキラした模様が入るのがトチ材の特徴の1つです。

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節がある板を2枚はぎ合わせたテーブル天板。トチは丸太の中心部分は赤褐色、周辺部分は白褐色になります。
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入り皮がアクセントになっているテーブル天板。

ザッと3枚のテーブル天板の写真を挙げましたが、どれも表情が異なります。

トチ材は白い部分が好まれますが、赤い部分が入るとグッと個性的になります。個人的には赤い部分が少し入った方が面白くなって良いと感じています。

トチはまだ幅広い板が多く出回っています。だんだんと数は少なくなってきているので今後も人気は続くと思われます。ソリウッドでも、重点的に仕入れている材種の1つです。耳つきの2枚はぎテーブルを中心に数枚在庫しています。これからも積極的に仕入れていこうと思っています。

瑞木@相模湖

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