2017.10.03

丸い座面の椅子。【No.2060】

もう10月なんですね。ついこの間はまだ8月だった気がしていたのですが。あっという間に年末になっていそうで怖いです…

さて、今日は椅子の話題にしたいと思います。椅子といえば皆さんがイメージするのは座面が四角いものだと思います。でも丸い座面の椅子もありますよね。ソリウッドで取り扱っている椅子の中にも丸い座面の椅子があります。今日はそれら丸い座面の椅子をピックアップしてみます。

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ISU-WORKSの最新作YACチェアです。ヤックと読みます。ISU-WORKSの椅子は北海道札幌市在住の木工家・高橋三太郎さんがデザインをしています。高橋三太郎さんは椅子作りに定評があります。三太郎さんの手がけた椅子は北海道を中心とした公共施設などに数多く採用されています。座り心地と美しさが共存する椅子作りが三太郎さんの椅子のコンセプトでもあります。ISU-WORKSブランドとしてデザインされた椅子も三太郎さんのこだわりが随所に見られる美しい椅子に仕上がっています。ISU-WORKSの椅子を作るのは北海道津別町にある山上木工さんです。山上木工さんは最新鋭の木工機械も導入されていて木の機械加工に優れています。特に複数台保有しているNC工作機の加工を得意としています。NC工作機はコンピュータープログラムに基づいて機械が加工するもので、精度が高い加工ができます。

このYACチェアは山上木工さんが得意とするNC工作機での精度高い加工があるからこそ可能になっている部分が多くあります。他の座面が丸い椅子を見てみると分かりますがたいていの椅子は脚を組んでいる上に座面が乗っている構造をしています。ですが、YACチェアは丸い座面の枠に直接脚が組んであります。これを可能にするのがNC工作機による精度高い加工なんですね。座面と脚の接合部は力がとても掛かる場所です。ここの精度が甘いと簡単に椅子は壊れてしまいます。また座面枠に脚が直接つくことによってスッキリとしたデザインに仕上げることができています。

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こちらは宮崎椅子製作所のLUNAチェアです。脚は丸く加工されています。なので全体的に柔らかい印象の椅子に仕上がっています。先ほど少し触れましたが、こちらのLUNAチェアは脚を組んだ部分の上に座面が乗っている構造になっています。脚を組んであるために座面の下が少しガチャガチャしている感じがあります。その分壊れにくい構造とも言えるのですが…

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最後はboチェアです。こちらも宮崎椅子製作所の椅子です。boチェアは脚が座面に直接組み込まれています。通しホゾという加工がされていて脚の部材が座面に貫通しています。それだけだと抜けてしまう恐れがあるのでクサビを打って補強しています。

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座面を上から見てみると脚が座面に刺さっている様子がよく分かります。黒い線に見えるのがクサビです。このクサビがあることで脚が抜けにくくなっています。座面の下に脚の組んである部分がこないのでスッキリと見せることができる組み方です。boチェアは現代版ウィンザーチェア的なデザインで根強い人気があります。ソリウッドで扱っている宮崎椅子製作所の椅子では3番目くらいの人気があります。木の座面なので木が好きな人にとってもたまらない椅子であるかもしれません。山小屋に置いてあるような椅子の雰囲気を残しつつ、マンションなどの今のインテリアにも馴染むデザインになっていると思います。

どうですかね?丸い座面の椅子といってもそれぞれのタイプは違いますよね。あなたのお気に入りの椅子はありましたか?気になる椅子があったらぜひソリウッドの吉祥寺ショップで実物を確認してみてくださいね。

瑞木@相模湖

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