2017.05.10

14日はオイルメンテナンス講座の日です。【No.1914】

まずは告知をさせて頂きます。今度の日曜日5月14日(日)はオイル仕上げのテーブルメンテナンス講座が開催される日です。こちらの講座はオイル仕上げのテーブルをお使いになっている方をメインの対象にして、オイルメンテナンスの実践をご覧頂き、いざお客様がご自宅でメンテナンスをする際に役に立てて頂ければと2ヶ月に1回開催しているミニセミナーです。費用は無料です。メインの対象はすでにオイル仕上げのテーブルをご使用の方、すでにご注文をされている方になりますが、まだそういったアクションを起こしていたない方でもご参加は可能です。ただし、無垢材テーブルを検討中で、樹種やサイズなど色々な悩みを抱えている場合は、開催しているもう1つの講座「テーブル選び方講座」の受講をオススメしています。こちらは、偶数月の第2日曜日と毎月最後の日曜日、いずれも14:00から開催しています。所要時間は50分ほどで、この講座の最後にはテーブルメンテナンスの簡単な実践も行っています。テーブルメンテナンス講座は、メンテナンスに特化した内容になっています。

オイル仕上げのテーブルが良いなと思っていたり、実際に使っている方でも、どういったオイルが使われているかはあまりご存知ないと思います。ただ、使っている分には、それで全く問題がありませんが、メンテナンスをする際には少し知っておいたほうがよいことがいくつか存在します。

まず、テーブルの仕上げ用のオイルとはどういったものでしょうか?

ソリウッドで製作している無垢材家具にオイルを塗る場合は、95%以上の割合でリボス社のアルドボスというオイルを塗っています。リボス社はドイツの塗料メーカーで、日本には輸入され流通がされています。ドイツは環境への対応に関心が高い層がある程度いるので、こうした健康塗料と呼ばれる天然オイルを中心に配合されている家具用オイルを製作している会社が多く存在します。リボス社もその中の1社になります。リボス社の他にもドイツメーカーの家具用オイルが日本に入ってきています。リボスの他には、オスモ、アウロ、プラネットカラーなどのブランドが日本にはいってきており、無垢材家具のほとんどはこのいずれかを使っている確率が高いです。リボス社の中でも数種類のオイルを製造販売していて、ソリウッドで使っているアルドボスは、着色成分が入っていないオイルで広葉樹に向いているとされています。これ以外にも、針葉樹向けのオイルや着色成分が入っている着色オイルなどがラインナップされています。ソリウッドでは、テーブルには着色オイルを塗ることはほとんどしていません。理由は、導管の太さなどで樹種によって色の着き具合が変わってしまうのと、購入後のメンテナンスが難しく、色ムラなく塗るのが難しいからです。それでも、あまりメンテナンスが必要のない棚類などには、以上のことを説明した上で注文を承ることもあります。

オイル仕上げのテーブルは染みがついたり、汚れたりするという印象が強いかもしれません。その印象は間違ってはいないと思います。確かに、底が濡れたコップをしばらく置いておくと、コップの跡が染みになってしまったり、油分を含んでいるものを落としたりすると染みがつくことがあります。でも、あまり落胆せずにしばらく使っていると目立たなくなることもありますし、意外と簡単に補修することが可能です。染みや細かい傷でしたら、320番の紙ヤスリで染みとその周りを紙ヤスリでやすっていきます。そうすると、染みが消えるのが目に見えます。その上から家具用のオイルを塗って、すぐにオイルのついていない布で拭き取ります。メンテナンスで重要なのはこの拭き取りです。オイルを塗った後そのままにしてしまうと、乾きが悪くなったり、色ムラの原因になります。しっかりと拭き取ることでこれらを防ぎます。

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はじめに紹介した講座に参加して頂いた方にアンケートをとると、メンテナンスは「意外と簡単そうで安心した」、「これなら自分でも出来そうだ」といった声を多く頂きます。ぜひ皆様にもチャレンジして頂きたいです。

賢木@吉祥寺

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