2016.11.09

ブラックチェリーの家具【No.1732】

ここ最近の傾向として人気のある樹種はウォールナット材とチェリー材です。ソリウッドでは、この2つの他にメープル材、タモ材、ナラ材、クルミ材の計6種類で四角にカットされたテーブルを製作しています(耳つきのテーブルではこの6種以外でも製作しています)が、注文の数が多いのはウォールナット材とチェリー材です。他の家具屋さんやネット上ではブラックウォールナットやブラックチェリーと表記されていることもありますが、ソリウッドで扱っているのもこれらと同じ種類で、便宜上ブラックという文字を抜いて表記しています。ともに、北米産の輸入材で共通点も多く、検討する際に比較されているかたも多いと思います。ウォールナット材とチェリー材の違いについては、別のブログエントリーで書いているので、そちらをご覧ください。

ウォールナットとチェリーで悩んだら

今日はチェリー材の家具にスポットをあてて、納品事例などを紹介しながら、チェリー材の家具について紹介していきます。チェリー材は北米からの輸入がメインで流通量も多く最近では安定して流通しています。以前はウォールナット材よりも値段が高いことがありましたが、ウォールナット材の価格が高騰した現在ではウォールナット材よりは安く仕入れることが出来ています。

チェリー材は木が水分や養分を運ぶ導管が細く、不規則に存在するためやすりで磨オイルを塗ると、スベスベに仕上がります。肌触りを重視している人にとっては格好の材かと思います。

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こちらはチェリー材の耳つきテーブルの納品事例です。チェリー材はそれほど大きくなる木ではないので、1枚板でダイニングテーブルになるような板は非常に稀少です。耳つきテーブルに使うチェリー材の板は丸太のまま日本に輸入されてくるケースが多いです。丸太で輸入されたチェリー材の丸太は製材所で板に製材されます。ソリウッドでは、日本で製材されたチェリー材を市場を中心に仕入れています。これらの板は400mm〜600mm程度の幅がある板で、ダイニングテーブルの場合は2枚もしくは3枚の板をはぎ合わせて天板にしています。

チェリー材の耳つき板は、外側の数センチは他の部分より淡く白っぽい色味をしています。この部分は白太といって、丸太の外側の部分を指します。ウォールナット材も同じですが、チェリー材もほぼすべての板で白っぽい色味をしています。

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こちらは耳の部分をカットして5〜6枚の板を接ぎ合わせたストレートカットのテーブルです。このストレートカットテーブルはサイズオーダーで製作するのでご希望のサイズをおしゃって頂ければ見積りをします。白太の部分が表にでてこないので、色味は比較的均一になりますが、それでも板によって濃淡の差はあります。この色味の違いは自然の板の特色で少し濃淡の違った板がはいっているほうが却って自然な感じもします。

チェリー材は時が経つにつれ、色が濃くなり、最終的にはオレンジがかった茶褐色になります。色味も変わりますが、艶がでるような感じになり出来た当初とは一味違った味のあるテーブルになります。

チェリー材はテーブルだけでなく、棚類や収納も製作が可能です。

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こちらはチェリー材で製作したL字型の棚です。吉祥寺ショールームには同じようなL字型の棚が製作事例として展示してありますが、お客様のご要望でサイズと樹種を変えて製作致しました。もちろんL字型ではない本棚や扉や引出しがついたテレビボードや収納も製作することが可能です。完全なオーダーになりますのでサイズとデザインなどのラフなイメージをお伝えください。見積りを算出して提案させて頂きます。見積金額をみて頂き、先に進めるようでしたら図面を描いて詳細仕様を相談させて頂きます。

経年変化も楽しめるチェリー材の家具をぜひお部屋に迎えてみませんか?

賢木@吉祥寺

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