2015.05.11

耳つきテーブルとストレートカットテーブルの違いについて。

GWが終わっていかがお過ごしですか?もう通常運転には慣れましたかね。私はまだGWが終わってしまった寂しさから立ち直れていないんですが…

ソリウッドでは無垢材のテーブルをメインに扱っています。無垢材テーブルは、永い間使う事ができる丈夫なテーブルです。ウレタン塗装のテーブルは一度塗装を剥がしてもう一度塗り直せば新品のように復活します。ウレタン塗装の場合は、塗装を落として再塗装するには、電動道具や塗装ブースなどを使用しないと駄目なので、再塗装には時間が掛かってしまいます。費用もそれなり掛かってしまいますが…

オイル塗装のテーブルは、少し面倒ではありますがご自分でメンテナンス作業をすることが可能です。使用しているとオイルが抜けてきてしまいます。オイルが抜けている状態で使用すると汚れやキズが付きやすくなってしまいます。そのため、オイルが切れないようにオイルメンテナンスを定期的にして頂くと綺麗に使う事ができます。

とにかく無垢材テーブルは削っても平気なため、多少キズや汚れがついてもなんとか再生することが可能なんですね。化粧合板の天板ではこうはいきません。化粧合板は表面に薄いツキ板という板が貼ってあります。このツキ板はどのぐらいの厚みだと思いますか?

厚みにはいくつか種類がありますが、基本の厚みは0.2mmか0.6mmになります。1mmないんですね。そのため、サンドペーパーなどで削ってしまうと下地が見えてきてしまいます。化粧合板のテーブルは再生が効きません。そういった意味では使い切りになってしまうんですね。

さてソリウッドが取り扱う無垢材テーブルですが、ストレートカットテーブルと耳つきテーブルと大きく分けて2あります。ストレートカットテーブルは長方形や正方形(便宜上丸テーブルもこちらに入ります。) にカットされた天板のテーブルです。まあ、普通のテーブルですね。

150511_1.jpg
ウォールナット材のストレートカットテーブルです。

一方耳つきテーブルはこんな感じになります。

150511_2.jpg
ウォールナット材耳つき5枚はぎテーブルです。上のストレートカットテーブルも5枚の板をはいでいます。違いは両サイドの板です。両サイドに耳つきの板を使っています。耳つきとは樹皮が付いていた部分を残していることを指します。パンの耳と同じような感じです。サンドウィッチを作る際に耳をカットしたりしますよね。パンの耳を切ったパンはストレートカットテーブル、パンの耳をつけたままだったら耳つきテーブル、そう類推すると分かりやすいかもしれません。

パンの耳も真っ直ぐではありませんよね。真ん中辺りが少し凹んでいる場合が多いですね。木材の耳も同じように真っ直ぐではありません。パンの耳のように真ん中辺りが凹んでいるケースもありますし、真ん中が膨らんでいるケースもあります。それは丸太ひとつひとつ、形が違います。

この形がひとつひとつ違うというのが、耳つきテーブルの最大の特徴です。ストレートカットテーブルも木目はそれぞれ違います。まったく同じ木目のテーブル天板は存在しません。耳つきテーブルの場合は、木目+形において全く同じものが存在しません。

また耳つきテーブルは自然が作り出す色の濃淡を味わう事ができます。大多数の樹種は、中心部分と周辺部分で色が異なります。若干例外もありますが、多くは中心部分が濃い色をしていて、周辺部分が薄い色をしています。ウォールナット材やチェリー材・カバ材などは色の違いが結構ハッキリしています。

上のウォールナット材耳つきテーブルの写真を見てもらうと分かりますが、耳のすぐ内側は他の部分とは違って薄い色になっています。物によっては、もっとクッキリと色の違いが出る場合もあります。

耳つきテーブルというと1枚板や2枚はぎテーブル天板が多いですが、ソリウッドでは耳つきの4枚、5枚はぎといった天板も製作可能です。はぎ枚数が増えると価格はお求めやすくなります。また、サイズが小さい天板でも耳つきテーブルが製作可能になってきます。幅の広い耳つきテーブル用の板はどうしても長い板が多くなりがちです。幅が狭い板の方が短いテーブルに使える板の選択肢が増えます。

そんな耳つきテーブルの情報はこちらのページにアップされています。1ヶ月に一度ぐらいのペースで更新していますので、よろしくお願い致します。

瑞木@相模湖

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