2015.04.04

無垢材テーブルの価格差を生み出すつの3要素。樹種・大きさ・はぎ枚数

無垢材のテーブルの価格差はどこから生まれるか知っていますか?

無垢材テーブルと一括りに言っても、価格にとても幅があります。いろいろな家具屋さんで無垢材テーブルを探していると、10万円を切るものから100万円を超えるものまであることが分かると思います。ソリウッドで販売している無垢材テーブルは15万円から40万円ぐらいの価格帯が多いです。

無垢材テーブルの価格差を生み出す要素は3つあります。1つ目は樹種、2つ目は大きさ(厚みも含む)、3つ目は”はぎ”枚数です。

無垢材テーブルは樹種によって価格が変わってくる。

我々が無垢材テーブルを製作するために仕入れる木材は樹種によって、単価が異なります。単価は市場の需要量と供給量によって変動します。要するに人気がある木材の単価は高くなり、人気が薄い木材の単価は低くなります。ソリウッドで扱っている定番樹種で現在単価が一番高いのがウォールナット材です。世界的に人気があるため日本国内に輸入されてくる量が減っているため年々単価が高くなっています。ここ2年ほどの単価は急上昇しています。

同じ大きさでも樹種によって価格差があるのは、樹種によって木材の単価が違う事が原因です。テーブルに限らず椅子でも同じです。ソリウッドで扱っている椅子メーカーは全て樹種によって価格が違っています。同じ椅子でも樹種で価格差が出てきます。

無垢材テーブルは大きさや厚みによって価格が変わってくる。

大きさが変わると価格に差がでます。大きければ大きいほど価格は高くなります。同じ樹種でもテーブル天板の大きさが変われば価格が違います。意外と盲点になるのが、天板の厚みです。天板の厚みが厚いほうが価格は高くなります。木材の価格は体積で決まりますので厚みを無視することはできないんですね。無垢材テーブルの価格は、面積ではなく体積で決まると覚えておいてもらえれば良いと思います。

ソリウッドのストレートカットテーブルは樹種によっては2種類の厚みを用意しています。ウォールナット材、チェリー材、メープル材は30mmと40mmの2種類の厚みを設定しています。タモ材とナラ材は28mmの設定しています。ただし、タモ材の場合は35mmで製作することも可能な時があります。厚く製材された板が手に入る時には製作できるのでタモ材で厚いテーブルを探している方はご相談ください。ナラ材に関しては厚く製材された板の入手が困難なため28mmに限定させてもらっています。

無垢材テーブルは”はぎ”枚数によって価格が変わってくる。

一番分かりにくいのが”はぎ”枚数による価格差ではないかと思っています。無垢材テーブルというと1枚の板の天板という認識をされている方がいます。しかし、家具屋さんの認識はそうではありません。幅の狭い板を何枚か接着剤ではぎ合わせた天板も無垢材の天板です。

「1枚板テーブル」という言葉を聞いたことがあると思います。「1枚板テーブル」は文字通り1枚の板の天板をに脚をつけてテーブルにしたものです。一般的なダイニングテーブルは幅(奥行き)が800mmから900mmぐらいです。1枚でそれだけの幅がある板というのはとても数が少ないんですね。少なくとも樹齢100年以上は経たないそれだけの幅に成長しません。また、それだけの大きさに成長しない木もあります。そのため、価格が高くなります。無垢材の1枚板テーブルは、1800mmサイズでは50万円以上すると考えてもらえれば良いと思います。無垢材テーブルの中でも1枚板テーブルの価格帯は一番高くなります。さらに木目が綺麗な板や珍しい杢がでている板の場合はもっと価格が上がります。珍しい木目1枚板テーブルの中には100万円以上するものも出てきます。(ソリウッドでは現在1枚板テーブル用の在庫は少ないです。1枚板テーブルをお探しのかたは1枚板テーブルを得意としている家具屋さんで探してもらった方が良いです。)

では「1枚板テーブル」以外の無垢材テーブルはどのように作られているのか?

複数枚の板を接着剤ではぎ合わせているんですね。その板の枚数によって”2枚はぎ””4枚はぎ”などと呼んでいます。はぎ枚数が少ない方が幅の広い板を使用しているので価格は高くなります。一般的にいうとはぎ枚数と無垢材テーブルの価格の関係は以下のようになります。

1枚板>2枚はぎ>3枚はぎ>4枚はぎ

となります。

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瑞木@相模湖

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