2016.05.09

ソリウッドでは2枚はぎの耳つきテーブル天板を多数用意しています。【No.1548】

GW中も多くのお客様が吉祥寺ショールームに来店してくださいました。誠にありがとうございました。おかげさまでショールームに展示中の耳つきテーブル天板もいくつか成約済みとなりました。耳つきテーブル用の板を吉祥寺ショールームに展示するようになってから多くの方に耳つきテーブルの存在を知って頂けるようになったと考えています。

ソリウッドで主に取り扱っている耳つきテーブルは2枚はぎです。2枚の板をはぎ合わせて1枚のテーブル天板にしています。このはぎ合わせという手法は昔から行われています。最近は接着剤の強度が上がったため、はぎ合わせた面が剥がれるということはほとんど起きません。接着強度の高い接着剤と確実にはぎ合わせる技術があれば、はぎ合わせた天板でもなんの問題もありません。ソリウッドで使用している接着剤は水性高分子イソシアネート系と呼ばれる接着剤です。いくつかのメーカーから同類の接着剤が販売されています。ソリウッドではずっと同じ水性高分子イソシアネート系接着剤を使用しています。もう何年も使用していますが、大きな問題が起こった事はほとんどありません。とても信頼している接着剤です。

この接着剤を使用して確実にはぎ合わせると、木の細胞同士のつながりよりも強度に結びつくと言われています。接着面に力を加えていくと接着面ではない部分の方が先に割れてしまうという実験結果もでています。なので、はぎ合わせによる崩壊の心配はほとんどないと言っていいと思います。

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無垢材テーブルを探している方のなかには、”1枚板テーブル”にこだわる人もいると思います。1枚板テーブルとは1枚の板でテーブル天板にすることです。要するにはぎ合わせをしていないということです。通常ダイニングテーブルの幅は850mm程度です。狭いもので800mm、広いもので1000mm程度です。それだけの幅の板になるにはとても長い年月が必要になります。木はどの樹種でも大きく成長し続ける訳ではありません。樹種によってはそれほど太くなら木もあります。なので1枚板テーブルになる樹種は限られてきます。国産の木材ならケヤキ・トチが1枚板テーブルとして使われる代表的な樹種です。しかし、ケヤキやトチでも1枚板テーブルになるような板は年々少なくなってきています。

1枚板にこだわると樹種が限定されてしまいます。なので、ソリウッドでは1枚板にこだわらずに様々な樹種の板で耳つきテーブルを製作することにしています。2枚はぎテーブルに使用する板は幅が500mm前後。このぐらいの幅の板はまだ多くの樹種であります。チェリー材やカバ材などは1枚板でダイニングテーブルになるような板はほとんどありません。これらの樹種はあまり太く成長しないようです。なので幅が広くても700mm程度の板しかとれません。でも2枚はぎならこうした樹種でもテーブル天板にすることができます。

私たちが仕入れる耳つきの板の値段は幅で多くが決まります。幅が広ければ広いほど価格も上がります。なので1枚板テーブルになる幅がある板はとても高価です。必然的にテーブルになった時の価格も高くなります。幅が500mm前後の板は幅が800mm以上ある板よりは低価格で仕入れる事ができます。なので1枚板テーブルよりは低価格でテーブルにすることができます。ソリウッドで販売している耳つき2枚はぎテーブルは20万円台のものが多いです。大きくなると30万円を超えますが…。

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こちらは吉祥寺ショールームに展示中のチャンチン材の耳つき2枚はぎテーブルです。サイズはW1650×D850mmで厚みは40mmになります。オイル仕上げで、脚は受注後に製作するのでテーブル高はお客様のご要望にお応えすることができます。チェンチンはそれほど流通量が多くなく入手できる機会は少ないです。次にいつ手に入るかは分からないので天板の模様や色が気に入った方はお早めにどうぞ。

その他にも耳つき2枚はぎテーブル天板を多数用意しています。まずは耳つきテーブルのWebサイトをご覧になってください。気に入った板があった場合は、吉祥寺ショールームまでお問い合わせください。

瑞木@相模湖

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