2016.05.10

テーブル樹種は見た目で選んでいいですよ!【No.1549】

無垢材テーブルを検討する際に1番悩むのは樹種ではないかと思います。ソリウッドが月1回行っている【無垢材テーブル選び方講座】でも樹種の話をしています。まあ、結論を言うと広葉樹なら強度は問題ないので、見た目が気に入った物にすれば良いということになります。ソリウッドが扱う木は広葉樹です。日本人に馴染みがあるスギやヒノキは針葉樹です。ざっくり言うと針葉樹より広葉樹の方が堅いです。針葉樹は柔らかいものが多いです。

スギやヒノキをテーブルにすることも可能ではありますが、使用しているうちに表面はボコボコしてくるのは避けられないと思います。私の実家にはスギの大きいなローテーブルがあります。もう何年も使用しているので柔らかい部分はすり減ってしまっています。堅い部分と柔らかい部分で磨り減り具合が違うので表面はデコボコしています。そのため、直接テーブルの上に紙を置いて文字をかくと上手く書けません。食事をしたりするのに問題はありません。最近ではダイニングテーブルで勉強をするお子様や仕事をする方も多いでしょう。そうなると凹凸がない方が良いですよね。というわけでダイニングテーブルにするならある程度強度のある広葉樹材を使用するのが良いと考えています。

広葉樹の中でも堅さはマチマチです。でも広葉樹であれは柔らかい部類のものでもある程度の堅さはあります。クルミ材は広葉樹材の中では柔らかい部類に入ります。でも使用していてボコボコしてくるということはありません。私が今使用しているクルミ材のテーブルもなんの問題もなく使用出来ています。なので、広葉樹材なら好みの見た目で選んで良いという訳になります。

人気があるのはウォールナット材。北米に生えているブラックウォールナットという木です。濃い茶色の色が人気の秘訣です。流通量も多いので多くの方が知っている木材でもあります。

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ここ数年は人気のため価格が高騰していました。日本だけでなく世界的に人気がある樹種です。中国経済が少し停滞したおかげで価格の上昇は止まりましたが、まだ高い水準にあります。やはり格好いいですね、この色。

ウォールナット材はとても知名度が高いので、逆に「ウォールナット以外で探している」という方もいます。ウォールナットのテーブルだとどうしても部屋の印象が暗くなるから嫌というのが”ウォールナット以外派”の主な理由のようです。

そうした方に人気があるのがナラ材です。ナラは落ち着いた木目と派手さのない色が特徴です。
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こちらはナラ材で統一したダイニングセットです。どんなお部屋にも合いそうな感じです。最近多い白を基調とした部屋にもピッタリですね。

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こちらがナラ材を拡大した写真です。近くで見ると意外と複雑な木目をしています。でも遠目で見るとガチャガチャしている感はなく落ち着いて見えます。

もう少し色があった方が良いという方にはチェリー材をオススメします。チェリー材は北米産の木材でアメリカンチェリー材、ブラックチェリー材などと呼ばれています。ソリウッドでは単にチェリー材と呼ぶことが多いですね。
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チェリー材のダイニングテーブルとENNチェアです。製作直後のチェリー材は赤みがかったオレンジ色をしています。が時が経つにつれて色が段々と濃くなっていきます。最終的には艶のある濃い茶色まで変化していきます。この経年による色変化がチェリー材の最大の特徴です。他の樹種も色は段々と変わりますが、ここまで大胆に変わるのはチェリー材だけです。

この3樹種の中でお気に入りの樹種はありましたか?

耳つきテーブルになるともう少し選択幅が拡がります。クリやカバ、ケヤキ、トチといった国産材も選べるようになります。ただし、流通量が少ないのでなかなか思った通りのサイズは見つからないかもしれません。

瑞木@相模湖

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