2014.12.03

テーブル選び方講座で頂いた質問2

11月30日のブログエントリーでは、ソリウッドで開催しているテーブル選び方講座で参加者から頂いた質問と回答をまとめました。

テーブル選び方講座で頂いた質問

今日はその続きになります。無垢材テーブルを選ぶ際の参考になることもあるかと思いますので、検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

Q. 使っているのは国産材ですか?

→現在、ソリウッドで主に使用している材は輸入材が多いです。定番としてストレートカットテーブルのラインナップされている5種のほとんどは輸入材です。細かくみてみると、ウォールナット、チェリー、メープルは北米から現地で製材された板になります。タモ、ナラはロシア、中国からの輸入材になります。

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ここで、少し数字をみていこうと思います。林野庁が発表している数字に木材自給率というものがあります。平成25年の日本の木材自給率は28.6%となっています。昭和30年頃では94%を超えていましたが、その後、どんどん下がり平成17年には18.2%まで落ち込んでいます。その後の10年ですこし回復している状況です。

では、ソリウッドでは全く国産の材を使っていないかというとそうではありません。

耳つきテーブルでは、国産材を使用することも多いです。上述した樹種の場合は、耳つきの板も輸入材ですが、樹種によっては国産材のものもあります。主な樹種としては、ケヤキ、トチ、カバ、イタヤカエデ、クルミなどが挙げられます。

色味や安定した供給が可能といった点で、輸入材が多く使われている状況ではありますが、先ほど挙げた国産の樹種でも提案すれば気にいってもらえることがほとんどです。今後も出来る限り、こういった材を集めるようにはしたいと思っています。

例えば、クルミ材でこんなテーブルが出来る板の在庫があります。

D1315 優しい木目のクルミ材耳つき3枚はぎテーブル

Q. 椅子との相性はどう考えれば良いですか?

→ソリウッドでは、テーブルは自社オリジナルのもの製作していますが、椅子については国内椅子メーカーが製作しているものを扱うスタイルです。現在では、北海道オホーツク地方で製作されているisu-worksさん、徳島の宮崎椅子製作所さんの商品の一部を扱っています。これは、私がソリウッドのテーブルに合う椅子を探していきついたのが2社の椅子です。

デザイン的にも洗練されていますし、樹種も選べますので、テーブルの色味に合わせることも出来ますし、ちょっと雰囲気をかえてアクセントをつけることも出来ます。現在では、自信をもってオススメできる18種の椅子から選んで頂けます。種類については、今後も増える予定です。

また、椅子を選ぶ際には、テーブル高さと座面高にも着目してみてください。日本人にとって座り心地が良いとされているのが、テーブル高さから椅子の座面高をひいた数値が28〜30cmとされています。

Q. オイル仕上げとウレタン塗装で経年による変化はありますか?

経年変化とは、時間が経つにつれ色味や性質などが変化していくことを指します。木材は樹種によって、その変化は異なりますが時が経つにつれ見た目の色味が変化していきます。例えば、ソリウッドで扱っている樹種の中で最も経年変化が激しいのはチェリー材です。チェリー材は出来た当初、薄いピンクがかった褐色ですが、時が経つにつれ色が濃くなり、オレンジがかった褐色に変わっていきます。

詳細はこちらのブログエントリーをご覧ください。

ブラックチェリー材の最大の特徴は

さて、材の経年変化とは別にウレタンの性質による色の変化ということがあります。ウレタン塗装はプラスチックの塗膜をはって木材を保護する塗装方法です。ウレタンは紫外線にあたると黄色く変化する性質があります。

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こちらの板は1枚のナラ材にウレタン塗装とオイル仕上げをそれぞれ半分づつ施したものです。出来た当初は左右で色の違いはありませんでしたが、5年ほど経った今では左側のほうが黄色くなっていると思います。これが先ほど述べたウレタンの黄変です。ウレタン塗装をご検討されている方は、この変化も頭に入れておいてください。

賢木@吉祥寺

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