2014.07.10

無垢材テーブルを検討する際にサンプルは役に立つか?

先日このブログで告知した無垢材テーブルの選び方講座で、どのようなことを話すか少しづつ検討しています。しゃべることは沢山ありますが、時間もそこまでありませんし、木やテーブルについて情報や知識がない人にもついてこられるようにすることが前提ですので、内容はかなり絞るつもりです。

今日は、27日の講座では話さないだろうというテーマについて書こうと思います。それは

木のサンプルはテーブル選びに有効か?

ということです。

家具選びにはサンプルがつきものです。ここでいうサンプルは、実際の家具に使われる素材を持ち帰ることができるサイズにカットしたものとしておきます。家具を持ち帰って、色味が他の家具と合うかどうか、その空間に適切なサイズをみることが出来るのがベストですが、実際はそのような検討は出来ません。そこで、サンプルが役に立ちます。。皆さんもサンプルや色見本をあれやこれや検討した経験があると思います。特に色味の確認には役に立ちことに異論はないはずです。

ところが、無垢材の家具を検討する場合は、サンプルだけに依存した選び方はあまりオススメしません。

無垢材のサンプル

その理由としては、

手のひらサイズだと無垢材の一部分であり、全体のイメージが掴めない

につきます。

いうまでもなく無垢材は自然素材なので木目はひとつひとつ違います。当然、小さくカットしてサンプルを作るとその一部分のみになります。1枚の板でも赤い部分と白い部分、山型の木目がでる板目と線型の模様になる柾目と色々です。サンプルを作るとなるとその一部分をカットすることになるので、やはりテーブルなどに使う大きな板の印象とは異なります。

無垢材のサンプルをもとに検討する場合は、この点に注意してください。

木目や色味はサンプルのみで決めるのは、オススメできませんが、肌触りや仕上の状態を確認するには木のサンプルは役に立ちます。

要は、無垢材を検討する際にサンプルで検討する場合は、サンプルに依存しすぎず、木目や色味はあくまで参考で、肌触りや仕上げの状態を確認するようにして頂きたいと思います。

賢木@吉祥寺

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