2014.03.10

耳つきテーブルは乾燥→木取り提案→製作の流れ。

ソリウッドの耳つきテーブルは既に完成している天板に脚をつけるパターンとお客様の要望にあったサイズで受注後に製作するパターンがあります。
耳つきテーブルのWebサイトでは、前者を”現品販売”、後者を”準備OK!”と表記しています。

耳つきテーブルを製作する際の流れは以下の通りです。

乾燥→木取り・提案→製作

“現品販売”は製作まで終わった段階、”準備OK!”は木取り・提案の段階にある板です。現品販売の天板は脚のカタチを選んで頂きます。脚は受注後に製作するので、樹種、カタチ、テーブル高をご要望にあわせて製作することができます。”準備OK!”な板はもちろん脚のカタチ、樹種、テーブル高を選んで頂くことができます。

乾燥

木材乾燥中に大きく割れたりする場合もあるので、お客様に提案させて頂く場合は原則乾燥が終わった板に限っています。ただし、希望される納期まで時間がある場合は、乾燥前の板を提案することもあります。

乾燥していない板を仕入れた場合は、天然乾燥+人工乾燥で含水率を約10%まで下げます。住宅の機密性が高くなり、室内がより乾燥しやすくなってきています。そのため、人工乾燥で含水率を下げることは必要と考えています。ソリウッドでは3つの乾燥庫で2週間から2ヶ月ぐらいかけてあまり高温にしないで乾燥させています。
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乾燥庫から出した板は、含水率計で含水率を計測します。この段階でまだ含水率が高い箇所があった場合はもう一度乾燥庫に入れて再度乾燥させます。木材は場所によって乾きやすい所、乾きにくい所があります。そのため、必ず複数箇所の含水率を計測して乾燥したかを判断するようにしています。表裏の全部で18箇所を計測します。

板の魅力を最大限に引き出せる木取りを考える。

乾燥が終わった板は相模湖工房内でストックしています。なるべく木目の様子がわかりやすいように表面を削って写真を撮影しています。お客様のご要望にあった板を提案する場合はこの写真を見せるようにしています。場合によっては、写真を加工してテーブル天板にした際をイメージした合成写真を作ることもあります。

板のどの部分を使うのが良いかを吟味して目安となる木取りを決めます。この板ではどのぐらいのサイズの天板が製作できるのか、こちら側の耳を使った方が使い勝手の良い形になるなとかをシミュレーションしていきます。
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担当者が責任を持って丁寧に製作します。

受注後最終図面の確認が済んだら製作に入ります。製作はスタッフ1名が木取りから仕上げまでを責任持って担当します。
まず、板を平らにします。仕上がり寸法よりも厚めにして1週間ほどそのまま置いておきます。無垢板は削ると反る可能性があります。削ってしばらく置いておいて様子をみます。反りなどの動きが落ち着いたら再度削って仕上がりの厚みします。

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耳つきテーブルに興味がある方はこちらページをご覧ください。現品販売と 準備OKな板の一覧があります。このほかにも、在庫している板があります。ご希望の樹種、サイズがありましたら、お気軽に吉祥寺ショールームまでお問い合わせください。

瑞木@相模湖

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〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
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