2014.02.12

久々に材木市に行ってきました

岐阜の原木市に板の仕入れに行ってきました。市は毎月行われています。普段は仕入れ担当の瑞木@相模湖が行っています。今月は水曜日に行われることもあり、店の定休日で行けるので私も同行しました。私自身は2年振りの市となりました。

主な目的は耳つきテーブルにする耳つき板ですが、こっちは仕入れ担当に任せるとして、あると便利な小さな家具になるような面白い板がないかも探そうと思っていたのと久しぶりの市の雰囲気を味わう思いで行ってきました。

材木市は独特の雰囲気があります。

材木屋、家具屋、建具屋、工務店など様々な業種の人が集まるます。ですので、競りにかかる材木も色々です。我々が狙う広葉樹の耳つき板の他にも、針葉樹や框や柱など建築素材などがでています。耳つき板以外を競りおとすことはないので、一体これがいくらで落とされるのかを予想しながら市の様子を眺めるのも面白いです。

では、板の競りはどのように行われるのでしょうか?

競りの前に板をチェック

まずは競りがはじまる前に一通りでている板を下見、目星をつけておきます。上の写真は板をチェックする瑞木@相模湖です。

このときにある程度のランク付けとこのぐらいで落とせたら良いなという価格を決めおくそうです。この事前の整理が結構重要です。競りは並べてある順番で行われるので、前半部分で頑張りすぎちゃうと後半予算が足らないなんてこともあります。そうならないように考えながらの勝負になります。

ランク付けの際には、この板を使ってどのようなテーブルが製作できるかも考えなければなりません。

ランクは、大まかに

安かったら競りに参加する板

欲しい板。競りの様子をみながら予想した価格まで参加する

かなり欲しい板。ある程度価格が高くても競り落とす覚悟で勝負する

といった具合にわけるそうです。

競りは、競り人が仕切ります。競り人が基準となる価格をいうところから始まります。その板を買いたいと思う人が希望額を伝えて価格が上がっていきます。それ以上の価格が出てこなくなった時点で価格と競り落とした人が決まります。

どんどん進行していくので、慣れていないとスピードについていくのも大変です。

今日の瑞木@相模湖の様子を見ていると、後半にかなり欲しい板にランク付けされた板があったので、前半は様子見の状況が多かったようです。

最終的には、工房の在庫の関係で、仕入れておきたかった樹種の板やその場でみて気にいった板などを競り落とす事ができ、満足いく内容でした。

競り落としたチェリーの板

競り落としたチェリーの板。板についている札に書かれている数字は、板番号とソリウッドの識別番号、それに何枚の板がセットになっているかを表す数字が書かれています。

今日競り落とした板はこれから乾燥を行うのでテーブルになるにはもう少し先になります。

賢木@吉祥寺

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