2013.12.07

アメリカの木工本がなかなか良さそうだ。

木工教室に通って頂いているイギリス人のRさんが持っていた英語で書かれた木工の本の内容が良さそうなので、ソリウッドも買ってみました。

こちらがその本。
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『The COMPLETE ILLUSTRATED Guide to Furniture&Cabinet Construction』 ANDY RAE

308ページのオールカラーのハードカバー。1ページにつき平均5点ぐらい写真が載っています。さらにイラストや表なども充実しています。コンプリートイラストレイテッドガイドと名乗るだけの事はあります。お値段はUSドルで$39.95。(ページ数、オールカラー、内容、ハードカバーということを考えれば安いのではないかと思います。)

私は日本のAmazonで購入しました。日本円で3,995円。Amazonさんさすがです。私が発注した時点で3冊の在庫あり。木工というマニアックな分野の2001年に発行された洋書を3冊も在庫しているなんて…もちろん、送料無料で翌々日には受け取る事ができました。

主な内容は箱物家具の作り方です。が、最初の方は道具の使い方、木材の種類や選び方、接着剤の選び方など基本的な事も書かれています。

作業台はこんなのを作るといいよとか治具や家具を乗せて運ぶ台車の図面なんかもあります。クランプを壁に掛けておく保管用のラックの図面なんかも載っています。そんな事まで説明するんだという事が満載です。

英語なのでまだ全然読み込んではいませんが、写真やイラストを眺めていくだけで楽しいです。木工用語が英語ではこう表現されるんだなんてのが分かるのも楽しい。

例えば、無垢材は周辺の湿度に応じて水分を吸収したり、放出したりします。その際に幅方向に縮んだり伸びたりします。その動きの事を本書では”wood movement”と表現しています。そのまんまじゃん!!!

板が動いた後の状態も絵入りで紹介されています。木表側に凸になる反りはCup、縦に反ったのがBow、ネジレはTwist、裂いたときに横に曲がるのはCrookなど。カップは日本でもそのまま使うことがあります。「この板、カップしてるから仕上がりの厚みが心配だ。」のように使います。

本題の方も充実しています。引き出しの組み方の図やインセットとアウトセットの違いも分かりやすい図が用意されています。

図や写真を見ていくだけでもとても勉強になる内容だと思います。特にご自宅で木工を楽しんでいる方にはオススメします。気になる内容の部分はじっくりと読む込んでみるときっとなにかヒントが得られるんじゃないかと思います。

瑞木@相模湖

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