2018.09.23

W1700で20万円以下の耳つきテーブル【No.2415】

昨日のブログで、完成品販売のチェリー材耳つきテーブルを紹介しました。そのブログでも少し触れていますが、今回の8シリーズのテーブルでは、これまでよりややリーズナブルな価格設定をを意識したことを書きました。当然ながら、テーブルの強度や質をできる限り落とさずに、リーズナブルな価格を実現させることを目指し、試行錯誤をして8シリーズに行き着きました。

 

まず、見直しをかけたのが、脚を固定している金属製のプレートです。こちらは、無垢材テーブルを長年製作する上で、最も効率よく強度的にも問題ないと我々が結論づけた方法でありますが、特注で製作してもらっている関係もあり、決して安いものではありません。これに変わるものがあれば、ということで、直接ボルトで天板にとりつけることができる八の字型のデザインを開発しました。当初、製作した八の字型の脚は、あられ組みといわれる木工でよく使われる組み方をしていましたが、加工精度を求めるとどうしても時間がかかる、デザイン的にあられ組みの部分の主張が強いという理由で、かんざし加工と呼ばれる、額縁などにもよく使われる手法に落ち着きました。かんざし加工は、木工では木の断面(小口)は接着をより吸収してしまうため、小口同士の接着は単純にはいきません。そこで、小口同士を接着した後、3mm程度の薄い板を接着している部分に埋め込みます。これをかんざし加工と呼んでいます。薄い板にも接着剤を塗ることで接着が弱くなる部分を補うことがですます。見た目的にはかんざしの小口部分が表面にでることになるので、同じ材を使っていても色が異なってみえます。あられ組みでも同じで、あられ組みの場合は、小口部分の面積が広くなるので、色違いによる模様がはっきりとします。そのため、見た目的にはそこが主張される点があります。

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続いて、八の字型の脚にすることで、短辺側に幕板的なものができるため、天板を支える観点においては従来の4本脚より強度的に期待できます。そこで、これまで、垂れ止めとして天板下中央につけて板を長さ1800未満のテーブルについては、外すことができました。細かい点ではありますが、こうした点も見直しをかけることでコストを下げる努力をしています。

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その結果、昨日紹介したW1700のチェリー材の耳つきテーブルの価格は税込みで¥181,440という20万以下に抑えることができました。耳つきチェリー材でしかも4枚はぎとはぎ枚数も少ない天板ではかなりお得な価格設定といえると思います。通常、ご注文で同サイズのテーブルですと22〜25万円ぐらいの価格帯となります。現品での販売ということを差し引いても、お得感はあると思います。展示しているテーブルですので、傷や汚れなどを気にする方もいらっしゃるかと思います。出荷時には拭き掃除をしてキレイな状態で発送するように心がけていますので、その辺も安心して頂ければと思います。

 

また、納期的にも早く対応することが可能です。注文製作の場合、2.5ヶ月くらいお時間を頂いておりますが、完成品の8テーブルシリーズは吉祥寺ショップで丁寧に梱包してからそのまま発送手続きができますので最短で1週間以内にお届けすることが可能です。もちろん、遠方へのお届けも可能です。ヤマトホームコンビニエンス社「家財宅急便」にて搬入・設置まで行います。配達当日は、設置場所を伺ったヤマト社のスタッフにおっしゃって頂ければ、搬入、開梱、設置まで行います。お客様で作業頂くことはありません。また、梱包資材についても持ち帰りをしますので、ダンボールの処理などの煩わしこともありません。すでに新居への入居時期が迫っている方、すぐにテーブルが欲しい方にぜひ検討して頂きたいと思います。

 

8007テーブルは吉祥寺ショップで、テーブルのカタチになった状態でご覧いただくことができます。こちらのテーブルは1点モノになるので、早いもの勝ちになります。ご興味のある方はぜひお早めにどうぞ。

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