2017.12.03

乾燥済みの耳つきテーブル用板【No.2121】

ソリウッドの吉祥寺ショップでは、耳つきテーブルが製作できる板を展示しています。この中で気にいった板があった場合、オーダーでテーブルを製作します。これらの板の大半は、相模湖工房の仕入れ担当スタッフが材木市場で直接仕入れてきた板を相模湖工房にあるオリジナルの乾燥庫でじっくりと乾燥をさせてたものになります。乾燥は無垢材家具を製作する上では欠かすことの出来ない工程で、乾燥が不十分だと後々の不具合の原因になってしまいます。その重要な工程である乾燥を自社で取り組むことにより、より木の性質を知ることができ、より良い家具作りができると考えています。また、乾燥まで自社で行うことでコストを削減することも出来ます。

さて、現在吉祥寺ショップには9セットの耳つきテーブルが製作できる板を立て替えて展示しています。これらはソリウッドのウェブサイトにも情報が掲載されているので、ご興味のある方は是非ご覧頂きたいと思います。

これ以外にも相模湖工房で乾燥が終わり、木取りの準備をしている板がいくつかあります。今日は先行して2セットの天板を紹介します。

4人掛けテーブルが製作できるトチの2枚はぎ

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同じ丸太の隣あっていた板をパタンと広げたような感じになるブックマッチの2枚はぎです。少し薄いですが赤い線が入っているところでカットして1500程度の4人掛けテーブルにすることが出来ます。トチ材は国産の木で、板の中心部分が赤茶色に色がついていて、外側の部分は黄色味がかった乳白色をしています。板によっては赤身のない板もあり、価格的にはそちらの方が値が高くつく傾向にあります。ですが、トチといえばこの写真の板のように、赤味がかった部分と白い部分にわかれているのが一般的だと思います。上の写真の板には薄く赤い線が見えると思います。この線にそって材をカットして接ぎ合わせるということ表しています。外側の耳の部分にはそれぞれ1箇所コブのような出っ張りがあります。上の写真のように木取りを行うとこのコブのような部分が残り、それがデザイン的なアクセントになります。最終的な価格付けはこれからになりますが4本脚込みで25万円程度になる予定です。

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こちらは以前製作納品したトチ材の2枚はぎテーブルですが、上の板で製作した場合もこのような色の違いがはっきりが出た天板になるのではないかと思っています。

チェリー材の2枚はぎブックマッチ

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次に紹介するのは、チェリー材の2枚はぎテーブルが製作できる板です。こちらも同じ丸太から採れた板で左右対称に近い木目がでるブックマッチ天板です。写真の黒い線でカットして2枚を接ぎ合わせる予定です。サイズ的にはW1800×D850程度になります。W1800をとると端に小さめの節がはいります。節の部分で隙間が出来ている部分はウレタン樹脂で埋めるので平滑に仕上がります。写真の右の板は少し汚れで黒くみえますがこの汚れは削ってしまえば落ちます。吉祥寺ショップへ持っていく際には表面を少し削りもう少し木目が見える状態にします。

チェリー材は北米産の散孔材で、赤味の強い茶褐色になります。木目もそこまで目立つほうではなく、オイルで仕上げるとしっとりスベスベな肌触りになります。ここ最近ではウォールナット材とならぶ人気があります。今のところ、ウォールナットほど価格が高騰しておらず安定はしています。こちらの板でテーブルを製作するとなると、価格は28万円程度になります。

今日取りあげたトチとチェリーの天板につける脚はソリウッドの定番の4本脚もしくは2本脚を選択頂けます。2本脚の場合は25000円ほどプラスになりますが、製作は可能です。2セットの天板はいずれは吉祥寺ショップに持ってくる予定です。それまでは店頭で写真をお見せしてご説明することは可能です。吉祥寺ショップへの入荷見込みがたちましたら改めてお知らせ致します。

賢木@吉祥寺

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