2017.07.05

ストレートカットテーブルと相性の良い椅子【No.1970】

ソリウッドの吉祥寺ショップでは、オーダーで製作する家具の見本となる展示品の無垢材テーブルや棚を展示しています。また、ご注文を受けてから製作する耳つきテーブル用の板を壁に立て掛けています。ウェブサイトに掲載している耳つきテーブル用の板の大半は吉祥寺ショップに展示していますので、ご興味のある方はそちらをご覧頂き、気にいった板や実物を見てみたいという天板があった場合は吉祥寺ショップにいらしてみてください。

ソリウッドの耳つきテーブル

今日のブログでは、耳つきテーブルとは違い、耳という木の樹皮の部分をカットした板を数枚接ぎ合わせて製作するストレートカットテーブルと椅子の話を書きたいと思います。樹木には必ず樹皮の部分があります。これは木部部分を守る役割を主に担っていますが、精製材された後の板にとってはあまり意味をなさないというか、むしろ早く処理をしないと虫が入りやすくなる原因になったりします。そのため、製材する際に、樹皮の部分をカットしてしまうことが多いです。そのような板を使って製作するのが、ストレートカットテーブルです。耳をカットした板は、流通するときは数十枚の板を束ねたバンドルという単位ごとになるものが多いです。この場合は価格は1枚1枚の板に価格がつくわけではなく。リューベ単価といって1立方メートルあたりの価格で取引がされます。例えば、リューベ単価が¥100,000に設定されて居る場合、1バンドルに束ねられている板の体積の合計をまず計算します。そして、その体積の合計にリューベ単価の価格をかけあわせたものがそのバンドル1つの価格になります。実際の取引ではその価格に送料などがプラスされて成立となります。さて、話が少しづれましたが、ストレートカットテーブルの特徴としては、四角く成型されているので見た目的にシンプルになっている、飽きがこないデザインといったものがあります。ソリウッドのストレートカットテーブルの場合、なるべく100mm以上の奥行きがある板を使い、それらの板をはぎ合わせていくようになります。ご注文される場合は、吉祥寺ショップの見本となるテーブルをご覧頂く全体のイメージを掴んで頂ければと思います。ストレートカットテーブルに使う板につきましては、大きな節や入り皮の部分は表にこないよう配慮する、天板の表には白太がこないようにするという基本的なルールに基づき製作側で選択させて頂いています。

ストレートカットテーブルと同時に椅子のご注文を受けるケースもあります。ソリウッドでは現在、椅子を製作することはほとんどありません。吉祥寺ショップに展示し、ご注文を受けている椅子は、外部の国内メーカーが製作している椅子です。ISU-WORKSの椅子14種類、宮崎椅子製作所の8種類、いのうえアソシエーツの椅子を取り扱っています。これらの椅子は当然ではありますが、デザインが異なります。背の部分の湾曲がきつかったり、穏やかであったり、座面の広さが広かったり、狭かったりと本当に多岐にわたります。

ストレートカットテーブルと一緒に椅子をご注文される方のほとんどは、気にいった椅子を自由に選んでいるという感じに見受けられます。ソリウッドの吉祥寺ショップでもストレートカットテーブルだから、この椅子が良いといったことはあまり意識していません。木端がまっすぐとキレイなカタチをしているので、乱暴な言い方をするとどれもデザイン的には違和感なく使えるということになります。ですが、椅子を選ぶ際に確認しておきたいことがあります。それはアームハイです。アームハイとは椅子の肘掛けの部分の高さです。このアームハイが床から天板の下までの距離より短ければテーブルの下にアーム部分を納めることが出来ることになります。

テーブルとの組み合わせで天板の下に椅子を納めた際に出来るだけ椅子が目立たないようにしたいといった場合には椅子の背部分があまり高くなく背のカーブもきつくないものを選ぶのが良いでしょう。

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こちらの納品事例の写真はストレートカットテーブルにISU-WORKSのTAGチェアを合わせた例です。テーブルも椅子もシンプルなのでお互いに主張も少なく相性は良いと思います。

賢木@吉祥寺

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