2017.04.09

ダイニングテーブルの脚【No.1883】

自然素材への意識の高まりから普段食事に使うダイニングテーブルも出来るだけ天然素材を使ったものをと考える人が増えてきているようです。天然素材を使ったダイニングテーブルといえば、無垢材で製作する木のテーブルが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか?ですが、無垢材を使ったテーブルも樹種は色々ありますし、デザインもメーカーによって様々です。さらには仕上げの仕方なども選択肢があります。これらの項目は検討する際に悩みどころでもあります。普段、店で接客をしていても、樹種の違いやデザイン、仕上げについて質問をされる回数は多いです。今日のブログでは、これまで挙った項目の中から「デザイン」特に脚のデザインについて取りあげてみます。

ダイニングテーブルの場合、大きく分けて2つのタイプの脚があります。それぞれの角に4つの柱が建つようなデザインの4本脚とアルファベットの大文字のI字型の脚や板状の脚を2つつける2本脚です。ソリウッドでもこの2つのタイプを製作しています。さらにそれぞれのタイプの中に、いくつかのデザインがあります。

4本脚は、バランスがよく安定感に優れたダイプの脚といえます。椅子を使って座る分には、特にデメリットと感じる点はありませんが、ベンチなど横に長いタイプの椅子を使う場合は、横に出る際に脚が邪魔になってしまうという点があります。また、あまりないシチュエーションかもしれませんが、来客などの際に普段座っている人数より多くの人が座るといった場合に角が使いにくく、脚のある場所に人が座るさいに脚が邪魔になります。

2本脚の場合、上述した4本脚のでデメリットを解消してくれます。横に長いベンチやベンチシートを使う場合は横からで出やすくなります。さらにテーブルの角が使いやすくなります。ですが、2本脚の場合、脚をつける位置に気をつける必要があります。2本の脚がテーブルの端に使いつまり外側に付け過ぎると見た目のバランスが悪くなります。さらに短手のほうに人が座る場合は、脚の位置が外過ぎると邪魔になります。そのため、4本脚に比べると少し内側に脚をくることになりますので、座る人数に対して余裕のあるサイズの天板だと採用がしやすくなります。

ソリウッドのダイニングテーブルの場合、4本脚タイプが基本的なデザインとなります。まずは最もオーソドックスなデザインである80mmの角脚になります。ソリウッドではType STと呼んでいます。シンプルではありますが、力強さがある脚になります。

20170409 1

Type Tと付けられたデザインの脚は、別名斜めテーパー4本脚と呼んでいます。先にいくにしたがって脚が細くなっているテーパー脚です。テーパーがついた脚を少し斜めにつけています。見た目は最も華奢に見えますが、斜めになるように配置しているので、踏ん張りが効き、見た目以上に頑丈です。また、ここ数年では一番選ばれている脚のデザインでもあります。

20170409 2

Type MTは4つの定番のデザインの中で唯一短辺側だけですが、幕板といわれる板が脚と脚の間についています。Type Tの脚と同様にこちらのタイプも先が細くなるテーパーがついています。ですが、Type Tとは違いテーパーがついた脚をまっすぐにつけています。そのため、脚が細く重い天板を乗せると横揺れに対して少々不安定になります。そこで、脚と脚の間に板を補強としてつけています。幕板をつけることで短辺側に座る際に幕板が邪魔にあることがあります。お誕生日席に毎日人が座るとなると、幕板が気になると思うので幕板がない他の3タイプを選んで頂くのが良いでしょう。

20170409 3

最後の脚はType Xです。2つの板を3つのコマで固定した脚を45度づらしてつけています。これは少し変わったデザインの脚をラインナップに加えるためにデザインしたものです。そのため、他ではあまり見ないオリジナルティが高い脚になっています。

20170409 4

賢木@吉祥寺

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest