2017.04.10

耳つきテーブル用の板の仕入れに行ってきます。【No.1884】

今週は久しぶりに耳つきテーブル用の板の仕入れに行ってきます。ここ数ヶ月はバタバタしていて行けなかったのでちょっと気合いを入れて仕入れてこようと思います。といっても数はいつもと同じくらいしか仕入れられませんが…

仕入れる耳つきテーブル用の板は国産か北米材が多いです。アフリカ材はここ数年は仕入れていませんね。アフリカ材は幅が広い板がまだ手に入ります。でも、重い。色も濃い樹種が多いです。昔は1枚板テーブル用にブビンガの板を仕入れていましたが、今ではとても貴重な材になってしまいました。ブビンガも重くて色が濃い樹種ですね。最近はお客様も重いテーブルを好まなくなってきました。掃除の時に動かしたいと考える人も多いです。そうなると重い板を仕入れるメリットはあまりなくなってきました。

仕入れる樹種を決めている訳ではありませんが、好みもあるのでおおよそ仕入れる樹種は決まってきます。チェリー、ウォールナット、トチ、カバ、ミズメ、ケヤキ、カエデ、クリ、セン、ニレ、ヤマザクラ、クルミなどです。チェリーとウォールナットは北米産で、それ以外は国産材です。

ソリウッドでは耳つきはぎテーブルに力を入れていますので、仕入れる板は幅が400~600mm程度です。幅が500mmあると耳つき2枚はぎテーブルが製作しやすいです。と言ってもそう簡単にピッタリサイズの板がある訳ではありません。ちょっと足りない、ちょっと余りすぎるなんてことは多々あります。やはり統一感があって木目の様子も面白いブックマッチ天板は人気が高いです。なので、ブックマッチ天板が製作できる板を真っ先に探します。ブックマッチ天板は同じ丸太から製材された隣合った板でしか製作できません。丸太を購入して製材をすれば確実にブックマッチ天板用の板は確保することができます。ただ、丸太を挽いて製材するのはリスクが高いので最近は行っていません。材木市場には同じ丸太から製材された板がセットで並んでいます。そうしたセットを仕入れるようにしています。

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こちらは以前に仕入れたニレの板です。この2枚は同じ丸太から製材された隣合った板なのでブックマッチ天板が製作可能です。この板は同じ丸太から製材した5枚の板がセットになって売られていました。5枚あるので2セットのブックマッチ天板ができれば上出来です。でもなかなかそう狙い通りにはいきません。乾燥中に割れたりするので、ブックマッチ天板が1セットと3枚はぎ程度の天板が1セットが取れるかなといった感じになると思います。

ニレは昔はよく使われていた材です。最近では流通量も減ってあまり使われなくなりました。ソリウッドでも取り扱い量はガクンと減りました。塗装をするともう少し濃い色になってニレ独特の色合いがでます。その雰囲気は優しくもありワイルドでもありなかなか魅力的です。価格的にもウォールナットやチェリーと比較すればリーズナブルに提供できます。材木市場で耳つき2枚はぎテーブル天板になりそうな板は仕入れていますので、乾燥が終わり次第商品にしていこうと考えています。

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こちらは乾燥が終わっているミズメの耳つきブックマッチ天板が製作できる板です。近々詳細情報をWebページにアップできると思います。ミズメはあまり馴染みのない木かもしれません。でも材木業界内では人気のある樹種です。カバの仲間で木目がとても緻密で繊細なのが特徴。色は少し赤みがかった薄茶褐色です。木目がかっこいいので私も好きな樹種です。堅さもありダイニングテーブルにピッタリな木材です。こちらも流通量はあまり多くないです。なので見かけたら仕入れるようにしています。

さて、今回の仕入れではどんな板に会えるでしょうか。

瑞木@相模湖

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