2017.02.26

無垢材テーブルの脚の位置について【No.1841】

ソリウッドでは、お客様のオーダーによって無垢材テーブルを製作しています。ですので、サイズや仕様についてカスタマイズ化をすることも可能です。ショールームにお越しのお客様からよく頂く質問の中に脚の位置についての質問があります。そこで今日はテーブルの脚の位置についてまとめてみようと思います。

ソリウッドでは定番の脚のデザインとしてType ST(80mm角4本脚)、Type T(斜めテーパー4本脚)、Type MT(幕板テーパー4本脚)、Type X(3点ほぞ4本脚)の4つのタイプを用意しています。それぞれのデザインの特徴など詳細については以下のリンクのブログエントリーをご覧ください。

ソリウッドの無垢テーブルの脚は選べる4デザイン+α

これら定番の脚については、デフォルトの脚の位置がそれぞれ決まっています。最もシンプルな80mm角脚のType STの場合、脚の端がテーブル天板の端から15mm内側に入ったところにきます。ですので、Type STですと、脚と脚の距離は、天板の長さから脚の太さである80×2=160mmと端から脚までの距離15mm×2=30mmを引くと算出されます。1500mmのテーブルの場合、脚と脚の間は1310mmとなります。

幕板がつくテーパー脚であるType MTは、幕板がつく関係でテーブルの端から25mmのところに脚の端がきます。脚の一番上が60mmで一番下が40mmになります。

Type Tは、脚が斜めになっているので、付け根の部分は長さ方向で50mm内側にはいっています。床との設置面では、天板から15mm内側に脚の端がきます。

少し変わったデザインのType Xは、脚の端は長さ方向で15mmはいったところにきます。角度が45度づれてついています。1500のテーブルの場合、脚と脚の間の距離は約1244mmとなります。

脚の位置について、一番聞かれるのが「天板の端と面合わせにすることが出来ますか?」というものです。

Type STの80mm角脚であれば、面合わせでも製作が可能です。ただし、1つ条件がつくことになります。それは、脚の付け根部分に5mmの溝を設けるということです。

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上の写真は実際に、面合わせで脚をつけたものです。5mm の溝はこのような感じになります。この溝(スリット)は無垢材の特性を考慮してつけることにしています。もし、溝なしで天板と脚を面合わせにしておくと、天板が伸縮した際にずれが生じてしまいます。ぴったりとくっついているものが少しづれてしまうとそれが数ミリでもわりと目立ってしまいます。また、天板の伸縮によって脚が出っ張ってしまうのも避けたいところです。そこで、予め溝を設けてぴったりついている感を緩和させているというわけです。

天板と脚を面合わせにしたいと考えるのは、見た目の問題と脚と脚の距離を少しでも長くしたいという機能面の2つの理由が考えられます。後者の場合、溝を設けて面合わせにすることで、脚と脚の間の距離がデフォルトのものより30mm広くなります。

見た目の問題については、賛否両論あると思います。個人的には、面合わせにするよりは少し中に入っていたほうが見た目のバランスはよいのかなと感じています。ですが、溝を設ける見た目のデメリットはあまりなく、むしろ無味乾燥な印象をうけるのを避け、よいアクセントになっているのではないかと考えています。

また、天板と脚を面合わせに出来るのは、長さ1800mmぐらいのテーブルと考えています。それ以上の長さだと強度的に少し中にもってくるほうがよいと思います。

スペース的にあまり大きいテーブルは置けないけど、椅子との兼ね合いもあり脚と脚の距離を広くとりたいといったケースではこの面合わせも有効な手段となります。脚の位置についてご要望がある場合はスタッフまでお問い合わせください。

賢木@吉祥寺

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