2016.09.18

無垢材本棚に関するよくある質問 その2【No.1680】

9月に入り、本棚の納品が2件ありました。無垢材の本棚の良さは質感と丈夫さにつきると思います。市販の本棚は木質素材を使ってはいるものの、どこか味気ないものが多い気がします。無垢材の場合はしっかりと木目もでますし、オイル仕上げで仕上げた表面は高級感を漂わせます。特にリビングなど人の目に多く触れる場所に置くにはうってつけだと思います。また、強度につきましても、職人の手で丁寧に組み上げ精度を高めます。棚板まで無垢材にすることで1ランク上の強度になります。

以前に本棚に関して、よく頂く質問とそれに対する回答をブログエントリーにしました。

無垢材本棚に関するよくある質問

ここでは、「好きなサイズで注文が出来るか?」「幅木があるけど、壁にぴたりとつけることが出来るか?」「棚を可動式に出来るか?」などの質問の回答を書いています。今日は第2段として、上のエントリーでは取りあげることの出来なかった質問に対する回答をまとめます。

壁面に置く本棚を考えていますが、搬入は可能ですか?

 →大きさにもよりますが、幅や高さが2メートルを超えるものについては搬入が困難な場合が多いので、分割で製作して、搬入後組み立てる方法をとります。搬入経路を考慮した大きさにすることが出来ますので搬入は問題なく行えます。分割する場合はいくつかの箱にわけて、それぞれに穴をあけそこにジョイントボルトをいれ固定します。左右でジョイントする場合はどちらかの面にジョイントボルトがみえることになります。もちろん、本を閉まってしまえばみえることはないのですが、気になる方はよりボルトが目立たないほうにみえるようにすることが出来るので、設計の段階で相談してみてください。

本棚が作れる樹種はどのようなものがありますか?

 →本棚やリビングラック、テレビボードなどの棚・収納はウォールナット材、チェリー材、ナラ材、タモ材、メープル材の5種類の樹種が選択出来ます。色味としては、一番左のウォールナット材が最も色が濃く、メープル材が最も明るい色味となります。棚類はオイル仕上げをすることが多いので、色味は木が本来持つ色味となります。ですので、微妙な色味を調整することが出来ません。他の家具との兼ね合いを考え、色を調整する必要がある場合は、オイル仕上げではなく着色ウレタン塗装をオススメします。着色ウレタン塗装の場合は、色を作ることが可能なので、色見本を作成し相談して決めることが出来ます。

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こちらはナラ材に赤茶褐色の色を着色したテレビボードです。以前に製作したテーブルの色に合わせて製作しました。

また、強度についてはこれらの樹種はある程度の硬さがあり、棚類は板と板をしっかりと組むので全体的な強度については大きな差はないと考えて頂ければと思います。樹種を選ぶ際は見た目の印象を第一に選んで頂だくとよいでしょう。

天井近くまでの本棚を考えていますが、転倒防止の対策はしてもらえますか?

 →家具屋の私たちが出来る転倒防止の対策はいくつかやり方があります。1つは棚にL字型の金物をとりつけ、ビスで壁に固定する方法。2つめは天井まで20〜30mmぐらいの高さで棚を作り、アジャスター金具で天井につっぱる方法。3つめは、棚自体をL字型にして、部屋の角に置く方法です。1と2については、弊社スタッフが伺って設置をするため、東京・神奈川近郊に納品する場合に限らせて頂いています。また、1については壁に穴をあけての施工になりますので、事前に穴が空くことの了承と、壁の材質の確認をお願いしております。

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納期はどれくらいかかりますか?

 →お見積りを提示後、大まかな仕様が固まり注文管理伝票を作成してご注文の確定となります。製作にはご注文頂いてから2〜3ヶ月ほどお時間を頂いております。ただし、工房のスケジュールによってはもう少しお時間を頂く場合がございます。また、製作するもののサイズや仕様によっても納期が変わることがあります。詳細はスタッフまで問い合わせください。

賢木@吉祥寺

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