2016.09.15

耳つきテーブルに合う椅子【No.1677】

先週末、吉祥寺の街では「吉祥寺秋まつり」が開催され、11基の御神輿が町の中を練り歩きました。この祭りが終わると毎年、夏が終わり秋がやってくることを実感しますが、今年も随分涼しくなり過ごしやすい季節になってっきました。ソリウッドで扱っているISU-WORKSの椅子を製作している山上木工さんがある北海道津別町では朝晩では寒いくらいになってきたようです。季節の変わり目は体調を崩しやすいので気をつけながら暮らしていきたいです。

さて、吉祥寺ショールームにお越し頂いたお客様から以下のような質問を受けました。

「耳つきテーブルに合う椅子はどんなものですか?」

そのときには、特に耳つきだから、ストレートカットだから合う合わないはあまりないと思うので、見た目の好みや座り心地で選んで頂くとよいと思いますという主旨の回答をしました。回答自体は日頃からそう思っていることなので、間違ってはいないのですが、後々考えてみるともう少し具体的な提案をしてもよいのではと考えるようになりました。

耳つきテーブルは木の樹皮があった部分のカタチをそのまま残したテーブルです。そのため、椅子を主におく長辺側は直線ではなだらかなカーブを描いています。このカーブを上手く活かしたコーディネートを意識すると面白い組み合わせになるのではと考えます。椅子をテーブルにしまうと、表に出てくるのは背の部分です。椅子の背は、背のカーブが強いものと直線に近い緩いものに分けることが出来ます。さきほど述べた耳の部分を活かした組み合わせを考えるとカーブが強いものを組み合わせると良いのでは思います。

ソリウッドで扱いのある椅子でも背のカーブが強いものがもちろんあります。その代表格がUUチェア(宮崎椅子製作所)とRAYチェア(ISU-WORKS)です。

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UUチェアは小泉誠さんがデザインして徳島にある椅子工房 宮崎椅子製作所が製作している椅子です。ソリウッドでは宮崎椅子製作所のラインナップの中から7種類の椅子を扱っています。その中でもUUチェアは一番数が出ている椅子です。上の写真のように斜め後ろからのアングルでのシルエットが個人的には気にいっています。最大の特徴が湾曲している背もたれで、前脚から伸びた背と後ろ脚から伸びた背が2つ重なっているのがこの椅子の個性になっています。見た目通りにこの湾曲した背もたれが背中をしっかりと包み込むように支えてくれるのでゆったりと身を預けることが出来ます。

座面はウレタンフォームを布地や革で覆った座面ですが、クッションはわりと硬めになっています。

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こちらはイタヤカエデの耳つきテーブルに、メープル材のUUチェアを組み合わせた納品事例です。ストレートカットのテーブルを合わせたときよりも耳のカーブが功を奏して少し柔らかく優しい印象になっています。

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こちらがISU-WORKSのRAYチェアです。ISU-WORKSの椅子は全て高橋三太郎さんがデザインをして、北海道津別町の山上木工が製作しています。この椅子は元々高橋三太郎さん個人の名で製作販売されていたロングセラーの椅子ですが、今ではISU-WORKSのラインナップに組み込まれています。写真は板座の座面がついていますが、布やレザーを張った座面も選ぶことが出来ます。抜群の座り心地を生み出しているのが、絶妙な角度で削りだされた背もたれです。背中にあたる部分はしっかりと幅があるので、長く座っていても背中が疲れることはありません。

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以前に納めさせて頂いたトチ材の耳つきデスクにナラ材のRAYチェアを組み合わせた事例です。こちらも柔らかい中にもかっこよさがあるコーディネートになっているかと思います。

もちろん、今日取り上げた椅子以外でも耳つきテーブルに合う椅子は沢山ありますので、吉祥寺ショールームでぜひ色々な組み合わせを試してみてください。

賢木@吉祥寺

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