2016.09.01

ウォールナットだと少し色が濃い感じてる方にオススメの耳つきテーブル【No.1663】

ここ数年、無垢材家具の世界ではウォールナット材の人気が非常に高くなっており、どこのお店でもウォールナット材のテーブルが展示してあるように思います。ウォールナット材は深みのある落ちついた色味とオイルで仕上げた何とも言えない肌触りが人気の秘訣だと思っています。おかげさまで吉祥寺ショールームにあるウォールナット材の耳つきテーブルを3台中2台は成約済みとなりました。そんな人気のウォールナット材ですが、弱点があるとしたら、明るい色味の家具との組み合わせが難しく、同系の濃い茶色で統一することが多くなり部屋全体の雰囲気が暗くなってしまうということでしょうか。もし、メープル材やナラ材といった明るめの椅子を持っていた場合、ウォールナットのテーブルを合わせようとするとコントラストが強く、色の差が目立ってしまうことがあります。そういった場合、もう少し色が薄いほうが合わせやすいです。そういった場合にオススメなのが、チェリー材やヤマザクラ材です。チェリー材やヤマザクラ材は、ウォールナットほど濃い茶色ではなく、オレンジというか少し赤がはいった茶色になります。明るい色味の家具とあわせても、どちらかかが目立つといったこともありません。

チェリー材やヤマザクラ材は、ウォールナットと同様に散孔材になります。散孔材は立木の状態で水分や養分を運ぶ導管という組織が散らばって配置されている木材です。もう1つ、この導管が年輪にそって規則正しく並んでいる環孔材があります。環孔材の場合は、平滑にしあげても表面に導管がでてくることがあるので、触ると微妙な凹凸を感じることがあります。しかし、散孔材は導管が表面に出てくることがないのでツルツルの感じに仕上がります。チェリー材やヤマザクラ材は、ヤスリで磨くとオイル仕上げであってもツルツルな仕上がりになります。

ここで、現在吉祥寺ショールームで展示しているチェリー材とヤマザクラ材のイチオシ耳つきテーブルの天板を紹介します。

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こちらはチェリー材の耳つき2枚はぎになる天板です。チェリー材はそこまで大きく成長する木ではないので、1枚でダイニングテーブルがとれるような板に出会うことは稀です。ソリウッドでは耳つきの場合は、幅が400〜500mm程度の板を仕入れ、2枚から4枚程度を接いで耳つきテーブルにすることが多いです。こちらの2枚の板は同じ丸太からとれた2枚の板を使っています。チェリー材は木目が比較的おとなしく、節や割れなどがないと個性的な印象は感じませんが、こちらの板も優等生といえるようなキレイな板です。大きさは最大で長さ1650mmがとれますので、4人掛けのテーブルに適したサイズになります。もちろん、1650mmより小さいサイズで製作することも可能です。

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こちらはヤマザクラ材の2枚はぎ天板です。ヤマザクラ材は国産材で、春になると白い花を咲かせる樹木です。お花見で知られているサクラ材はソメイヨシノという園芸種で製材されて板として出回るということはほとんどありません。ヤマザクラ材も家具には使われますが、いつでもすぐに希望のサイズの板が手に入るという種類ではありません。ソリウッドでは、材木市場に出掛け直接仕入れもしていますが、市場であっても常にヤマザクラ材が出品されているというわけではありません。たまたま、出品されていれば競りに参加し、運がよければ手にすることが出来る材です。ですので、チェリー材よりは稀少という言い方が出来ます。ヤマザクラはチェリー材とともに赤茶系の色味もしていますが、よく観ると緑がっかった部分も見ることも出来ます。このあたりが見た目でチェリー材と区別出来る点かと思います。

上の画像のD68テーブルの天板も少し緑がかった色をしている部分があります。こちらは最大で長さ1500mmのサイズがとれます。1500mmの長さがあると、肘掛けがあるような少し幅が広い椅子を2脚並べて4人掛けするにも十分な大きさです。

特にヤマザクラ材は、常に在庫があるという材ではないので早いもの勝ちになります。ご興味のある方は早めにご連絡ください。

賢木@吉祥寺

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