2016.05.01

耳つきテーブルならではの樹種【No.1540】

おとといのブログエントリーでは、ソリウッドの無垢材テーブルには4辺が直線で結ばれたストレートカットテーブルと両端の板が自然な耳のカタチをそのまま残してある耳つきテーブルの2種類があります。

無垢材テーブルにストレートカットと耳つきの2種類があります。【No.1538】

上のエントリーでは、ストレートカットテーブルと耳つきテーブルの特徴とそれに使われる材木について書いてあります。無垢材テーブルを探し始めたばかりの方でどのような種類のテーブルがあるかを知りたいかたはぜひご覧ください。

今日は樹種についてストレートカットテーブルと耳つきの違いに注目していこうと思います。ソリウッドのストレートカットテーブルは樹種、サイズ、脚のデザインを選んで頂くセミオーダー形式になっています。選べる樹種は、タモ材、ナラ材、クルミ材、メープル材、チェリー材、ウォールナット材の6種類になります。これらの板はある程度色味で3つにわけることが出来ます。まずは明るい色味の樹種ですが、そこに分類されるのはメープル材、タモ材、ナラ材です。この3つで一番明るく白に近いのはメープル材です。タモ材とナラ材は共に淡い茶褐色をしていて色味は似ています。あえて違いをいうのであれば、タモ材のほうが少し明るく、よりナチュラルな雰囲気を醸し出している材といえるでしょう。

次に色が濃い樹種を紹介します。色の濃いのはチェリー材とウォールナット材です。チェリー材は少し赤味のはいった茶褐色です。出来た当初はピンクがかった淡い色味をしていますが、徐々にオレンジがかった茶褐色に変化していきます。一方、ウォールナットは濃い茶色をしています。チェリーとは対称的に、時間が経つと少し色味が薄れてきて、赤茶色っぽい色味に変化していきます。2つの樹種は色が濃いという共通点もありますが、経年変化が起こるという共通点もあります。

最後の分類は、明るい色味と濃い色味の中間に位置する材です。それがクルミ材です。クルミ材はウォールナット材と同じ種類ですが、色味はウォールナット材ほど濃くはありません。ただ、時間が経つとやや色味が濃くなります。

以上がストレートカットテーブルで選べる樹種です。

次に耳つきテーブルの樹種をみていきます。耳つきテーブルに使う板のほとんどは材木市場で仕入れてくる板になります。市に出品される材種はそのつど違ってきますので、仕入れもまちまちになります。そのため、常に耳つきテーブルが製作できる樹種というものはありませんが、比較的在庫がある場合が多い樹種もあります。その代表格はチェリー材です。チェリー材はストレートカットテーブルでも選べる材ですが、耳つきテーブルでも人気があります。

その他には、同じくストレートカットテーブルでも選べるウォールナット材も耳つきテーブルの板が比較的流通しています。その他、ソリウッドが仕入れに力を入れているのは、トチ材、カバ材、ミズメ材、クリ材などがあります。これらの樹種は、市場で良い材があればセリ落とそうと瑞木@吉祥寺が頑張ります。トチ材は比較的太い丸太がとれます。そのため、耳つきテーブル以外ではあまり見かけません。また、トチ材は木目が個性的なものが多く、ストレートカットのように多数枚をはぎ合わせて使うと木目や色味を揃えるのが難しくなります。

カバ材も一枚の板の中に赤身と呼ばれる赤い部分と白っぽい部分が共存しています。そのため、何枚かを接ぎ合わせると白、赤、白、赤、白とシマシマな模様になります。これはこれで個性的ですが、好き嫌いは分かれるような気がします。ですので、あまり強烈な志摩志摩にならないように、ソリウッドでは2枚はぎの天板にすることが多いです。そうすると、中央部分はオレンジがっかった色味をしていて両端は白っぽい色味になります。

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こちらは過去に納品させて頂いたカバ材の2枚はぎテーブルです。先述したように赤い部分と白い部分がはっきりと分かれています。

現在、吉祥寺ショールームでは耳つきテーブルが製作できるカバ材を2セット展示しています。ご興味のある方はぜひ実物を見にご来店頂ければと思います。

賢木@吉祥寺

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