2016.06.12

ソリウッドの無垢材テーブルについてよくある質問【No.1582】

ソリウッドでは、35年以上に渡り無垢材を使ったテーブルを製作・販売しています。創業以来、ソリウッドのメイン商品ではありますが、一般的には少しわかりにくいこともありますし、オーダー製作といった点もあり、少しハードルが高く感じる方もいらっしゃるかもしれません。今日は日頃接客しているなかでいただくよくある質問をまとめてみます。

 

無垢材って何ですか?

→無垢材とはなかなか聞き慣れない言葉ですが、家具や建築の世界ではよく使われる言葉で、木そのものを無垢と呼んでいます。ですので、無垢材とは無垢という木の樹種があるわけではなく、木そのものを指しています。ではなぜわざわざ木という言葉ではなく、無垢材という言葉を使っているのでしょうか?それは家具や建具などには無垢材だけでなく、木質素材というものを使うことが多くあります。木質素材は、木材を原料として薄くスライスしてそれを貼り合わせたり、砕いたものを固めたりして再構成された素材です。木質素材の代表格は、ベニヤ板やパーティクルボードといったものになります。これらも大きくとらえると木になりますので、木質素材と木そのものをわけて使うために無垢材という言葉を用いています。

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製材された状態の木材です。これは正真正銘の木そのものですから、無垢材です。

 

樹種は何があって、どう選べばよいのですか?

→ソリウッドの無垢材テーブルには大きくわけて2種類あります。ひとつは、四辺を四角形になるようにカットしているストレートカットテーブルです。そして、もう1つが木の樹皮の部分のカタチを残した板が両端、または片端にくる耳つきテーブルです。ストレートカットテーブルは、樹種とサイズと脚のデザインを選んで頂き製作するセミオーダータイプの無垢材テーブルです。そのため、樹種は予め決まったクルミ、ナラ、タモ、ウォールナット、チェリー、メープルの6つから選んで頂くことになります。

 

また、耳つきテーブルでは予め決められた樹種というものはなく、材木市場での仕入れの状況によってご提案できる樹種が変わってきます。とはいえ、ある程度樹種は絞られていて、チェリーやウォールナット材は比較的在庫があることが多いです。その他では、カバ材、イタヤカエデ材、ミズメ材、トチ材、クリ材といった樹種が挙げられます。最近では、その都度提案する板をウェブサイトに載せていますので、そちらもあわせてご覧頂けるとより具体的にわかって頂けると思います。

 

今までに取りあげた樹種につきましては、全て広葉樹でテーブルとして使うには十分な強度を持っていると考えています。ですので、どう選べばよいかというと、色や木目、肌触りの好みで選んで頂くようアドバイスさせて頂いています。

 

無垢材は反ると聞いたのですが、テーブルにして大丈夫ですか?

→伐採されたばかりの木材には沢山の水分が含まれています。丸太を製材して、板になった状態でおいておくと、板が乾燥して水分が抜けていきます。その過程で、水分があることで保たれていた内部の構成がくずれ、板が反ってきます。木材が乾燥する上である程度の反りは絶対に出てきます。しかし、水分が抜け内部に含まれている水分が少なくなってくると、内部も安定してきますので反りは納まってきます。ですので、無垢材を家具やテーブルにする際には十分に乾燥をさせて安定化させる必要があります。木材が安定している状態で削り平面をだしてテーブルにしていきます。

 

以上のことから十分乾燥させている板を使えば、反りを恐れる心配はかなり減ってきます。ですが、無垢材は自然素材であるので、絶対というのはあり得ません。テーブルが置かれている環境がガラリと変わったりすることで、少し狂いが生じる状況にあることがあります。その際に反りを抑える対策を施すことが重要で、ソリウッドでは金属製の反り止めをテーブル天板の裏側に埋め込んであります。

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そうすることで、反ろうとする木材を下から抑えることが可能です。上の写真は天板の裏に埋め込んだ反り止めの一部です。天板の厚みによって形状を変えたりしています。

 

確かに無垢材は反る素材ではありますが、対策をしっかりとうっておけばそんなに心配をする必要はありません。

 

賢木@吉祥寺

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