2016.01.08

ただ暖炉の炎を撮影した映像『暖炉』のメイキング動画がとっても面白い。【No.1426】

いや〜、凄い動画を見つけてしまいました。年末にNETFLIXという動画配信サイトに加入し、さらにAmazonプライム会員になったのでAmazonプライムビデオが見られるようになりました。家にテレビがないため、情報源はネット、ラジオ、本だったのですが、最近はネット配信サービスが充実してきていて良質な映像が多く見られるようになったようなので加入してみました。ちょっと前にはNHKオンデマンドにも加入したので、ネットで見られる映像が増えてきています。数年前からパ・リーグTVというサイトでプロ野球のパリーグの試合の中継を見ています。なので、スポーツや海外ドラマ、ドキュメンタリーなどいろいろなジャンルの映像を見ることできます。そんな中で凄い動画を見つけたんですよ。

NETFLIXで『暖炉』という映像が配信されています。暖炉で燃える炎を撮った映像で約一時間、ただ燃える炎が撮影されています。音楽が一緒に流れるバージョンもありますが、私は音楽なしのバージョンが気に入っています。暖炉で燃える炎が写っているだけですが、結構人気があるようです。ノルウェーではただ暖炉の炎を撮った番組の視聴率が20%を獲得したなんて話もあるようです。日本でも昨年のクリスマスにニコニコ生放送で暖炉の炎を流す番組があったようですが、それも多くの人が見たそうです。YouTubeにも暖炉を撮影した動画がたくさんアップされているので、なかなかのブームのようです。

本編も完成度が高くなかなか面白いのですが、もっと面白いのは『暖炉』のメイキング映像です。こちらはYouTubeのNETFLIX公式アカウントにアップされているので、NETFLIXに加入していなくても見ることができます。

『暖炉』のエクゼクティブプロデューサーなる人物が出てきて真面目に話しをしていますが、何とも哲学で知的な雰囲気を醸し出しています。さらにその人物が実際に燃やす薪を選ぶシーンが出てきますが、とっても真面目なんです。スタッフが「これなら使えるんじゃ?」と発言したら彼は「使えるんじゃなんて生半可なことじゃなくて、最初に火をつける木は探し続けなきゃダメだ」といってその薪を投げ捨ててしまいます。燃やす薪を探すだけなのにこんなに真剣に探すのかと……半ば呆れてしまいます。薪の山に登って1つ1つ手に取り、ダメなやつと良いやつを分けるシーンでは回りのスタッフの呆然とした後ろ姿が印象的です。とにかく薪に情熱を傾けるこの人物にとっても興味津々になります。彼は何者なんでしょうか?暖炉界のカリスマなんですかね?薪を叩いたり、臭いを嗅いだりして良い薪を探すのですが、素人には全く基準が分かりません。とにかく凄いです、彼。

彼に木材水分計を渡したら1日中計測してそうな雰囲気を持っています。彼に密着するドキュメンタリー番組を作ってもらいたいぐらいです。

さて、NETFLIXで配信されている『暖炉』は3つあります。『暖炉』『暖炉 樫の木編』『暖炉 伝統的な暖炉』の3つです。『暖炉 伝統的な暖炉』が1番新しい物のようです。これは4K対応になっています。4K対応テレビがあれば4Kで暖炉の炎が楽しめるのです。残念ながら私は4Kが見られる環境ではありませんが…

ただ、素人の私にはなにが伝統的な暖炉なのかさっぱり分かりません。確かに『暖炉』とは薪の並べ方も違うし、薪が奏でる音にも違いがあります。でも、その違いがなんなのかまでは分かりません。やはりエクゼクティブプロデューサーの彼の解説が聞きたいですね。

そして、このブログで言及しておかなくてはいけないのは誤訳です。『暖炉 樫の木編』となっていますが、並んでいる薪を見てとっても違和感がありました。樫じゃなさそうだと。樹皮を見るとなんとなく樺(カバ)なんじゃないかと思っていました。そんな疑念があったので改めて始めから見てみると、やっぱり。冒頭に「BIRCHWOOD FIREPLACE」と題名が出ています。BIRCHWOODは樫ではなく樺ですね。材木屋さんにバーチ材を下さいと言ったらカバ材が来ます。バーチといって樫が出てくる事はないです。OAKを樫と訳すケースは多くありますが、BIRCHを樫と訳しているのは初めて見ました。これは誤訳だと思います。実際に映像に映っている薪を見ると樹皮が白っぽくカールしています。これはカバ材の樹皮に多く見られる特徴です。カバ材の樹皮は火が付くととてもよく燃えます。暖炉の映像でも樹皮がよく燃えているのか確認できます。

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パソコンの画面全体に映すと本当に暖炉の前にいる気分が味わうことができます。パチパチやボーという音と炎のユラユラ感が癒やしてくれます。この前に座ってボーッとしていると幸せです。この映像を流して、MAYチェアに座って読書をしているとどこかの別荘に来た気分が味わえます。

暖炉の前に置くとピッタリだと思う椅子がISU-WORKSの新作、SWINGチェアです。SWINGチェアについても以前にブログを書いたので気になる方はそちらをお読み下さい。

吉祥寺ショールームでは国内生産の上質な椅子に座ってみることができます。

今日はちょっとイレギュラーな内容になりましたが、木にまつわる話ということで『暖炉』を取り上げてみました。『暖炉』のメイキング映像はちょっとしたコントと思えるほど面白いのでぜひ一度見てみてください。きっとエクゼクティブプロデューサーの彼が気になりますよ。

瑞木@相模湖

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