2015.12.10

オイル仕上げのテーブルメンテナンス実演します、27日に【No.1397】

毎月最終日曜日は、ソリウッド無垢材テーブル選び方講座として、無垢材テーブルを検討し始めた方、テーブル選びに悩んでしまっている方を対象にテーブルの選ぶ際にポイントとなる樹種、サイズ、仕上げの3つについて話をしてきました。12月も講座は開催しますが、年末スペシャルとして内容をこれまでとガラリと変えます。今回お話する内容はオイル仕上げのメンテナンスについてです。講座では、小さめのテーブルを用意して「お醤油をこぼしてしまったらどうなるか?」「実際のメンテナンスはこんな感じでやる」といった実践的な内容をお届けしようと思います。

無垢材テーブルを扱っているお店に行くと、オイル仕上げとウレタン塗装が選べることが多いです。お店によっては、ウレタンがオススメですというところもありますし、オイルをオススメするところもあります。要するに、この2つについてはどっちが優れているかという問題ではなく、それぞれ一長一短があるということです。それぞれの長所のポイントが気にいったほうを選ぶのが良いと思います。ですが、どちらも長所だけではないので短所もしっかり把握しておくことが重要です。これを怠ると後々こんなはずじゃなかったという点が出てきてしまうこともあります。

オイル仕上げのメリットは簡潔にいうと、自然な触り心地と自宅でのメンテナンスが可能といった点です。家具の仕上げに使われるオイルは、亜麻仁油を中心とした自然成分を配合して作られた家具専用オイルです。日本製のものもありますが、現在多く使われているのが、ドイツのメーカーが製造販売しているものです。最近では、ホームセンターでも販売しています。メーカーの名前を挙げると、「オスモ」、「アウロ」、「リボス」、「プラネットカラー」といったものが有名です。ソリウッドでは、「リボス」をメインで使っています。メーカーごとに成分や量が違うので、匂いや塗る際の粘り気などに違いはありますが、性能はほとんど変わりません。

木材の表面をヤスリでしっかり整えた上に、オイルを染み込ませるように塗っていきます。木部の組織の間に浸透して、木部を守ります。その際に、表面に塗膜が出来ないので、木そのものを触っているような自然な肌触りになります。ですが、オイルを塗る前の磨きがしっかりしていないとザラザラ感を感じることもあるので、素地をしっかり整えておくことが重要になります。

オイルは水に強くありません。これはオイル仕上げのデメリットといえるでしょう。長時間、底が濡れたコップやカップを置いておくと、取った際に跡が残ってしまうことがあります。水分が乾けば目立くなることもありますが、輪染みとして残ってしまうことがあります。この点については、注意が必要ですが、染みがついてしまってもオイル仕上げであればご自身で目立たなくさせることが出来ます。紙やすりで染みがついてしまった部分をこすると染み自体は消えます。その後で、オイルをぬればかなり目立たなくなります。こうした補修が可能なのもオイルのメリットといえるでしょう。

また、定期的にオイルを塗るメンテナンスをして頂くとツルツルした状態が長く保つことができます。今回の講座ではこの辺りの補修やメンテナンスを中心に説明します。ご自宅でやる際に用意して頂くのは、オイルとオイルを塗る際に使う綿の布)と紙やすりです。オイルと布はソリウッドでテーブルをご購入されたお客様には1セットおつけしています。布は、古くなったTシャツなどで代用が出来ますので、付属のものを使いきってしまったらそういったものをお使い頂けます。キレイに仕上げるには、表面に残ったオイルをしっかりと拭き取ることが鍵になってくるので、忘れずに用意しておいてください。

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今度のテーブル選び方講座年末スペシャルでは、ご参加頂いた方全員にオイルを塗って頂く時間はないと思います。ですが、一度でも誰かがやっているのを見ていれば、そこまで難しかったり、悩んだりする作業ではありません。

オイルのメンテナンス実演を行う講座は、12月27日(日)14:00〜吉祥寺ショールームで行います。年末のお忙しい時間ではありますが、お時間ある方はぜひお越し下さい。すでにオイル仕上げのテーブルをお使いの方でもご参加頂けます。講座に参加して、大掃除の流れでご自宅のテーブルをメンテナンスする良い機会かもしれませんよ。

賢木@吉祥寺

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