2015.09.06

ウォールナット材の耳つきテーブル【No.1302】

今日は、ウォールナット材の耳つきテーブルを紹介します。すでにお客様宅に納品した事例ではなく、現品販売のために現在製作中、もしくは乾燥が終わり製作準備が整った板の情報になります。ウォールナット材の耳つきテーブルをお考えの方はぜひ検討のひとつにいれてみてください。

さて、ウォールナット材といえば、濃い茶褐色の色味とずっと触っていたくなる心地よい肌触りが人気の樹種です。現在では、無垢材家具の代表的な木材としてすでに定着し、全世界で人気となっている樹種で世界三大銘木の1つといわれています。ちなみに世界三大銘木とは、マホガニー材、チーク材、ウォールナット材の3つです。実は、この3つの樹種の中で今現在、積極的に流通している木はウォールナット材だけになってしまっています。マホガニー材は中米のホンジュラスで採れるマホガニー材が最も優れているといわれていますが、現在では伐採のし過ぎで供給量が極端に減ってしまっているため、伐採が禁止されています。現在、マホガニー材として流通しているものは、アフリカや東南アジアでとれたマホガニー材と同属の木がほとんどです。ソリウッドでも、一部扱っていますがそれも全てアフリカン産のアフリカンマホガニー材です。チーク材も現在は伐採が規制されてしまっています。安定的な流通はすでに行われていなく、もともと高価な板ですが、さらに価格があがるもしくは手に入らない状況になっています。チーク材は家具だけでなく、フローリング材としても非常に人気があります。よく問い合わせを受けるのですが、残念ながらソリウッドでも、扱いはなく在庫している板もありません。

他の2種に比べると、ウォールナット材は比較的手に入りやすい材です。原産地である北米では計画的に生産、伐採が管理されているので、すぐに供給できなくなるという状況ではありません。ですが、最近の円安などによりウォールナット材の価格がどんどんあがっています。以前の状況を考えると、信じられない価格になることもあり、良質な材を安く集めることは難しいです。

さて、ウォールナット材の耳つきテーブルに話を戻します。通常、ウォールナット材の家具は、濃い茶褐色の板で製作されることが多いです。ですが、実はこの濃い茶褐色の部分は、ウォールナット材の一部の色味ということになります。ウォールナット材の丸太を輪切りにして断面を見てみると、木の樹皮から10cm程度は灰色がかったクリーム色のような色味をしています。この部分を白太とよんでいます。

耳つきの天板を製作する場合は、必ずこの白太部分が入ります。それは先ほど述べたように樹皮の近くは必ず白太だからです。耳つき天板の場合、端から数センチは他の部分とは明らかに色が違う感じになります。これがウォールナット材の耳つき天板の見た目の最大の特徴になります。

さて、現在、サイズの異なる2つの天板を吉祥寺ショールームに展示販売するために製作中です。

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こちらの天板は3枚はぎで、サイズがW1900×D830〜850、天板の厚みが45mmになります。こちらの写真をみて頂ければわかるように両端は白太になっています。このコントラストが人気の理由にもなっています。写真撮影時はまだ仕上げていない状態ですが、オイルを塗って吉祥寺ショールームに運ぶ予定です。脚については、ソリウッド定番の4本脚から選んで頂くカタチとなります。価格は脚込みで¥362,880(税込み)となります。詳細は以下のリンク先をご覧ください。

実は3枚はぎなんです。(W1341)

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次に紹介するのは、先ほどのものよりは少し小振りの2枚はぎ天板です。こちらの写真もオイルを塗る前になります。オイルを塗ると色はもっと濃くなります。左側の板が少し狭かったので、ダイニングテーブルとして最適なサイズになるよう反対側の白太部分を少しいれています。真ん中に白い部分が入ることでより個性的な1枚となります。サイズは、W1650×D840、天板厚は47mmで、4本脚込みで価格は、¥327,240(税込み)となります。こちらの天板の詳細はこちら

凝縮されたウォールナットの全て(W1340)

吉祥寺ショールームにいつ入荷するかはまだ決まっていませんが、決まり次第このブログでもお知らせしたいと思います。

賢木@吉祥寺

※こちらに表記している価格は、2015年9月6日現在のもので、価格が変わる場合がございます。ご了承ください。

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