2015.08.09

書斎の家具にはウォールナット材がよく似合う【No.1274】

自分の書斎には、大きい木の机と壁一面の大きい本棚を置きたいという願望を持っている方も多いのではないでしょうか?では、書斎に置く机はどんな木が合うのでしょうか?

当然ではありますが、これっといった正解はありません。私個人の思いを書くと、書斎にはウォールナット材のテーブルや書棚が書斎にピッタリというイメージがあります。これはウォールナット材特有の濃い茶褐色の色味が、落ち着いた空間を演出してくれるのが一番の要因だと思います。ウォールナット材の場合は、床が濃いとシックな空間になりますし、反対に明るい床に置いてもコントラストが効いて引き締まった印象になります。

先日、まさに書斎のワークデスクと高さを合わせたサイドテーブルとキャビネットを納品してきました。

20150809 1

中心となるワークデスクの前面には、コードなどを隠せるように前板をつけています。また、天板中央にはコードを通す穴をあけています。前板がつくと、少し高級感がでますね、社長のデスクといった感じになります。今回の書斎の家具は完全カスタマイズのオーダー家具となっています。そもそもの始まりは、とても身長の高いお客さまが快適に作業できる高さのテーブルが既成のものではなかなかないということで、オーダーという選択肢を検討したことになります。ワークデスクの高さは80cmです。通常は、70〜72cm程度のことが多く、80cmという高さはやはり規格外ということになります。

20150809 2

テーブルの横に置くため、キャビネットも高さ80cmに統一されています。こちらのキャビネットはシンプルな框扉になっています。このような扉を製作する場合、天板を作るように複数の板を接ぎ合わせて1枚の板にして、それをそのまま扉にしてしまうと、少し板が反ったりするだけで扉がきちんと閉まらないといった不具合が出てしまう恐れが高いです。そのため、四方に板を組み合わせ枠を作り、その中に板をはめ込んで扉にします。このような構造の扉を框扉と呼び、無垢材で製作する扉では一般的なものです。枠を作ることで、反りなどの狂いが扉全体に影響しないようにすることが出来ます。

ここで、これまでに製作したウォールナット材のデスクの納品事例をいくつか紹介します。

20150809 4

天板下に書棚を設けた一体型デスクです。キャスターの付いたワゴンもセットで製作しました。

20150809 5

こちらも片側の脚が本棚を兼ねてデスクです。

20150809 6

こちらはオーソドックスな学習机タイプのデスクです。天板下に引出し2杯がついています。お子様用の学習机としてだけでなく、大人の方のワークデスクとしてもピッタリです。サイズはご要望に応じて変えることが可能です。

書斎のデスクに関して、「アップル社製のアルミボディのパソコンに合う樹種はどんなものでしょうか?」といったご質問を受けたことがあります。個人的には色の濃いウォールナット材が、コントラストが効いてかっこいいなと考えています。先ほどのような質問をされた方には、ウォールナット材を薦めています。

20150809 3

実際はこんな感じになります。

銀座にあるアップルストアでは、パソコンなどを展示している什器はメープル材で統一されています。ショールーム的な意味合いがある空間なので、先進性と清潔感を一番に考えて白くて明るいメープル材を採用しているのではないかと勝手に考えています。アップルストアと同じような雰囲気の書斎にしたいということであれば、メープル材で揃えてみるのも良いでしょう。

賢木@吉祥寺

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest